【純愛ディソナンス】関係を進めた正樹と冴に次々と障害が…カギを握るのは「ハーミット」?
フジテレビ系木10ドラマ「純愛ディソナンス」の第8話が1日に放送された。主演を務める「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔が演じる教師と吉川愛が演じる女子生徒との禁断の関係が、“純愛”を軸にしながらもやがて不協和音(ディソナンス)となっていく展開を描く。
物語は終盤へ…視聴者の考察深まる
フジテレビ系木10ドラマ「純愛ディソナンス」の第8話が1日に放送された。主演を務める「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔が演じる教師と吉川愛が演じる女子生徒との禁断の関係が、“純愛”を軸にしながらもやがて不協和音(ディソナンス)となっていく展開を描く。
同作は原作のない完全オリジナル。青春と恋とサスペンスを描く第1部。そして恋と仕事における女同士・男同士のバトル、さまざまな思いが交錯する大人の人間模様を描く5年後の第2部で構成される。随所に事件性、エキセントリックな展開がちりばめられた、純愛&ドロドロ展開の新時代エンターテインメントになっている。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
愛菜美(比嘉愛未)との離婚を決意した正樹(中島)。「今の自分にケリをつけて必ず迎えに行くから待っていてほしい」「逃げるのはもうやめた」と冴(吉川)に告げる。そこに、路加(佐藤隆太)から電話が。ひったくりに遭った愛菜美が転倒した際に頭を打ったと聞いた正樹は病院に駆け付ける。路加と対峙した正樹は「復讐のために愛菜美を利用するな」と忠告するが、路加は「彼女を追い込んでいるのはあんただ」と突き放す。
シェアハウスに戻った冴は慎太郎(高橋優斗/※「高」の正式表記ははしごだか)に「自分の気持ちをごまかすのはやめようと思う」と話し、正樹が好きだと打ち明ける。2人の会話を聞いていた冴の母・静(富田靖子)は激昂。静は「相手に依存してラクしているだけ」「今のあんたは私からお父さんを奪った女と同じだ」と非難するが、冴は「自分の気持ちに正直に生きる」と語気を強める。
愛菜美を連れてマンションに戻った正樹。愛菜美は正樹にとって必要なら冴をセカンドパートナーとしても認めてもいいと言い出すが、正樹は「また連絡する」と言い残して部屋を去る。その後、部屋を訪ねてきた路加に、愛菜美は「正樹を取り戻したい」と持ちかけるが、路加は「このままだと作家の地位も失うことになる」と忠告する。
正樹は賢治(光石研)に退職届を提出。お別れ会をしようという賢治の提案で集まった正樹たち。愛菜美から「正樹と別れたくない」と聞いていた賢治は、正樹に「離婚届と辞表を受け取るのはどちらかだ」と迫り、路加とのプロジェクトで出た1億円の損害を背負うように言い放つ。それでも離婚を選んだ正樹に、賢治は「離婚を認めるのはこれから5年後」と告げ、愛菜美との間に跡取りを作るように強要する。それを聞いた愛菜美は賢治の顔に赤ワインをかけ、「私をあなたの駆け引きに使わないで」とピシャリ。その場で離婚届にサインをする。
愛菜美の行動に驚く一同。正樹は「愛菜美がいたから立ち直れた」と改めて感謝するが、愛菜美は正樹の手を振り払い「きれいごと言わないで」と一蹴。愛菜美はその後、部屋を訪れてきた路加に「諦めない」「離婚してセカンドパートナーになれば心の関係からやり直せる」と話すが、路加はその考えに賛同しない。
愛菜美とも離婚し、晴れて冴と両思いになった正樹は「モリノエステート」を退社し、ピアノ講師としてやり直すことに。冴は慎太郎が作った食事を前に、正樹に呼び出されてシェアハウスを飛び出してしまう。正樹が働く予定のピアノ教室に向かった正樹と冴。ピアノを弾きながら出会った当初を回想した正樹は、「お前を好きになった瞬間だった」と告白。将来のことをよどみなく話す正樹に、冴は愛おしさを覚える。しかし、2人の交際を認めない静に猛反対されてしまい、冴は「シェアハウスを出ていく」と宣言する。
後日、正樹が働くピアノ教室の壁に悪質な落書きがされる騒動が。冴は落書きのスプレーが慎太郎の靴についていたことに気づき、慎太郎に詰め寄る。最初はしらを切っていた慎太郎だが、「このままじゃお前が不幸になる」「俺はお前のためにやれることをやっただけだ」と落書きしたことを認める。冴は慎太郎にビンタするが、そんな冴を莉子(畑芽育)が平手打ち。「あんたが慎太郎を壊した」と言葉を浴びせる。
第8話では正樹と愛菜美の離婚が成立。冴との明るい未来が始まるかと思われたが、数々のトラブルが2人を襲う。特に、藤原大祐演じるシェアハウスの住人・晴翔の動きが加速。居候する静を引き留めたり、「恋愛は誰かを裏切っても自分を優先したくなる」と“意味深”発言をしたり、冴に振られてしまった慎太郎をそそのかすような言動をしたり……と存在感が際立っていた。さらに、弁護士と思われる人物と会う場面では「父親と縁を切った」という趣旨の気になる発言も飛び出した。
また、北都(和田正人)に「正樹の情報を教える」と非通知で電話をかけてきた人物が名乗った「ハーミット」は、静に冴の居場所を教えていた人物「Hermit」と読みが一致することから、「同一人物では?」と考察する視聴者も。ハーミットは「隠者」を意味することもあり、その正体が物語の鍵を握ることになりそうだ。