俳優の西島秀俊が1日、都内で行われた映画「グッバイ・クルエル・ワールド」（9月9日公開）大ヒット祈願イベントに登場した。当日は、共演者の斎藤工、宮沢氷魚、大森南朋も登壇。西島は同作をアピールしていた。

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　元ヤクザで、今は家族との平穏な暮らしを望む安西幹也役を演じた西島は「結局全員で殺し合うんですが、安西はどこか他のキャラクターに共感というか、同じ思いを抱えている者とどこかで感じている。考え方が全然違ったとしても周りにいる殺し合う相手の思いをつかんでいるという。悲しみを持って戦いに向かっているというのが、個人的には魅力に感じています」と自身の役柄を語った。

　また、大森とは同世代ながら久しぶりの共演となった西島は「楽しかったですね。もっと共演したいんですけどね。意外と同世代としっかりと共演することはだんだんなくなってくるので、同世代を集めた作品を作っていただければと思いますけどね」とボヤくと、大森が「おじさんだらけの青春映画とかね」と一言。西島が「青春映画は嫌だ」と返すと、大森は「走りましょうよ」と促し、笑いを誘った。加えて大森は「西島さんは一つ先輩なんですけど、ずっと走ってくれている頼もしい存在と思っていつも見させていただいています」と敬意を表していた。

　最後に西島は「生々しい銃撃戦、それから殺し合いですね。暴力というのがこの映画には描かれていて、そこにはそれぞれの役の感情が乗っていて、それぞれの役が居場所がなくなって、居場所を作るために生きるために戦わざるを得ないという。それぞれの役の思いがすごく入った銃撃戦だったりアクションだったりするので、ぜひ、その辺を見ていただきたいと思います」と同作をアピールしていた。

　同作は、クライム・エンターテインメント。互いに素性も知らない5人組が1億円近い大金を強奪し、警察やヤクザ組織との攻防を繰り広げる。