タクティカルFPSゲーム「VALORANT」の世界大会「2022 VALORANT Champions Tour – Champions」が31日から9月18日（日本時間）にかけてトルコ・イスタンブールで開催される。同大会には日本代表として「ZETA DIVISION」も出場。決戦直前にリーダー・Lazがオンラインで行われたプレスカンファレンス（囲み取材）に出席した。

　同大会はシーズンのフィナーレを飾り、その年の“真の世界王者”を決めるVALORANTの世界大会。出場資格は、し烈な争いを勝ち抜いてきた各地域のVCT Challengersポイント（サーキットポイント）最多チーム、8月開催のLCQ（ラストチャンス予選）の勝者、計16チームにのみ与えられた。

　Championsグループステージでは、16チームを4グループに分け、ダブルエリミネーションの試合形式で実施。ZETA DIVISIONはグループBに所属し、初戦は9月1日午後9時よりブラジル代表「LOUD」と対戦する。

　4月にアイスランド・レイキャビクで行われた世界大会「2022 VALORANT Champions Tour Stage 1 – Masters Reykjavik」では3位入賞を果たしたZETA DIVISION。7月からメンバーのTENNNが右目の網膜疾患による一時休養でロースターを離れており、今大会には「SCARZ」から臨時加入したXdllも帯同している。

　決戦を前に囲み取材に出席したLazは、TENNNの右目の状態について「かなり良くなってきています。完治とまではいかないですがゲームもできる状態。こちら（トルコ）に来てからはテンタ（TENNN）を入れて練習しています」と回答。続けて「Xdll選手がどのマップで出るのか、どれくらいまでテンタが出場できるのかについては確信に至ってない状態」としつつも、「トルコに来てからはずっと練習していて、チームはどんどん良くなってきています」と明かした。

　Xdllの印象については「若くて成長幅の大きい選手。モチベーションも高く、やればやるほど伸びる」と高く評価。同時に「テンタがどれだけチームにとって大事な存在だったかを再確認するような時間でもありました」と語った。

　また、今大会に向け「やれるだけのことはやった」といい、「個人練習もしっかりやっていて、パフォーマンスも今までより出るんじゃないかなとは思っています」と自信も見せた。

　今大会で世界3位を上回る結果を出す可能性については「前回トップ3までいけたことはうまくいったと思っているし、そのポテンシャルはあった。今回どこまでいけるかは正直分からないんですけど、できるだけのことをやろうと思っています」と話していた。