“伝説の喧嘩師”300万円かけ対戦相手募りボコボコに へずまりゅうには損害賠償請求へ
28日の格闘技イベント「PEACE」(大阪・176BOX)で、元迷惑系YouTuber・へずまりゅうとの引退試合が消滅した“伝説の喧嘩師”アンディ南野が即席の「300万円懸賞金マッチ」を決行。名乗りを挙げた1人を返り討ちにした。
「俺はめっちゃ強いで。大けがする可能性がある」
28日の格闘技イベント「PEACE」(大阪・176BOX)で、元迷惑系YouTuber・へずまりゅうとの引退試合が消滅した“伝説の喧嘩師”アンディ南野が即席の「300万円懸賞金マッチ」を決行。名乗りを挙げた1人を返り討ちにした。
アンディは同大会のメインイベントでへずまりゅう相手に格闘家としての引退試合を行う予定だったものの、へずまりゅうの欠場で前日に中止が決まった。
自らの試合がなくなり、スポンサーから集めた総額500万円の協賛金を全額返金するなど対応に追われたアンディだが、自身の姿を見届けるために遠路から集まってくれた観客に少しでも楽しんでもらおうと“特別マッチ”を発案した。
大会開始直前、アンディが準備の合間を縫って向かったのはATMだった。口座から引き落としたのは300万円。それを“懸賞金”代わりに、対戦相手を募り、誰の挑戦でも受けて立つことを表明した。
名乗りを挙げたのはリーチ・マイケルをパロディーにしているリーチマイルドだった。アンディは引退試合に向けてラグビー系YouTuber・ノッコン寺田の密着取材を受けており、マイルドは寺田の相方のような立場だった。
体格こそ、アンディに匹敵するマイルドだったが、格闘技経験はない。自身も格闘技を習った経験はないものの、その腕っぷしの強さで数々の修羅場をくぐり抜けてきたアンディは「俺はめっちゃ強いで。大けがする可能性がある」と警告。しかし、大会までのプロセスの中で、へずまりゅうの態度に憤りを感じていたというマイルドは「たくさんの支援者がおるアンディさんをコケにしたへずまをホンマに許さん。身体バラバラになろうと僕が出ます」とリングに上がることを決断した。
公式試合ではない1分2ラウンド延長1Rでゴングが鳴った。男気参戦したマイルドにアンディは容しゃしない。剛拳が顔面に突き刺さり、みるみる腫れ上がる。
へずまりゅうへ「損害賠償について話しています」
それでも気持ちだけで前に来るマイルドをなおも非情にたたきのめした。血しぶきが飛び、マイルドはボコボコに……。延長1R、TKOでアンディが勝利した。
「左側頭部がボコッ腫れて。たぶんちょっと鼻が折れているんですよ」
満身創いになったマイルド。気持ちの折れない闘いぶりは、観客の心もつかんだ。アンディは最大級の賛辞を送る。
「僕の支援者も彼は立派だったと喜んでくれた。彼のおかげでホンマに顔立ててもらえたし、感謝しかないですね」
なんとか溜飲を下げたが、一方で、白黒ついていないのがへずまりゅうのドタキャン騒動だ。
へずまりゅうは、アンディ戦消滅が発表された後、「勝手に組まれて知らなかった」「契約書も交わしていない」などとツイートした(現在は削除)。もちろん、こんな理由が通るはずがない。主催者は東京まで出向き、出場の意志を確認している。へずまりゅう陣営に不備があった可能性が高まっている。
アンディ個人も700万円の損害を受けた。何より、節目の引退試合を汚され、支援者やスポンサーの期待を裏切った。
「今は主催者と損害賠償について話しています」
へずまりゅうとの決着はこれからになる。