【オールドルーキー】新町と高柳社長が衝突! 視聴者も複雑「どっちの立場もわかる」

綾野剛が主演を務めるTBS日曜劇場「オールドルーキー」(午後9時)の第9話が28日に放送された。

綾野剛(左)と反町隆史【写真:ENCOUNT編集部】
綾野剛(左)と反町隆史【写真:ENCOUNT編集部】

明らかになる高柳の過去 経営者の立場に「社長だって辛いよね」

 綾野剛が主演を務めるTBS日曜劇場「オールドルーキー」(午後9時)の第9話が28日に放送された。

(以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 同作は、綾野演じる元サッカー日本代表の新町亮太郎が現役を引退し、新たにスポーツマネジメントの世界でセカンドキャリアを踏み出すヒューマンドラマ。新町は高柳雅史(反町隆史)が社長を務めるスポーツマネジメント会社「ビクトリー」で第二の人生を踏み出した。

 新町が担当するオリンピック候補の水泳選手・麻生健次郎(渡辺翔太)が、ドーピング検査で陽性になってしまった。有名選手のドーピング疑惑に世間やネットは大炎上し、高柳は麻生をビクトリー所属から外すと言い始めた。

 新町は、麻生が亡くなった父親の言いつけを守り、ドーピングに細心の注意を払っていたことを知る。父親も水泳選手でオリンピック銀メダリストだったのだ。麻生は毎日の食事を記録し、これまで飲んだサプリメントも必ず1粒残して容器と共に保管。さらに「人から渡されたものは食べない」「蓋の開いてないペットボトルしか飲まない」と徹底していた。新町は麻生の食事内容を検証し、さらに外食先のお店も訪れて食材や調味料まで調べた。

 しかし高柳は、麻生の契約を解除。アスリートを守りたい新町と、会社を守りたい高柳は衝突する。諦めきれず抱え込む新町に、同僚の深沢塔子(芳根京子)はドーピングに詳しい弁護士を紹介。弁護士はサプリメントの汚染の可能性も指摘し、サプリメント成分をGADA(国際アンチドーピング機構)に送ることを提案した。

 さらに塔子は新町と共に、麻生が使用する生活用品や食品の成分を調べ始める。2人の様子を見ていた城拓也(中川大志)、葛飾吾郎(髙橋克実)、梅屋敷聡太(増田貴久)も仲間に加わり、麻生の疑惑を晴らすために動き始めた。高柳から新町の動向を報告するよう指示されている秘書の真崎かほり(岡崎紗絵)も、「もう少しだけ待ってあげてください」と、皆を止めないよう社長に懇願する。

 ビクトリーの立ち上げから共に働いている葛飾は、過去の高柳の姿を知っていた。当初は新町のように熱い気持ちを持っていた高柳。しかしスタッフが所属アスリートを引き抜いて独立し、裏切られた過去があった。葛飾は高柳に、自身が新町を手伝っていることを明かし、「20年前の社長は、新町くんとおんなじこと言ってましたよ」「“すべてのアスリートにリスペクトを”。彼の考えは会社の理念そのもの」と訴えた。

 新町のもとに弁護士から連絡が入る。サプリメントの汚染が発覚し、麻生が故意に違法薬物を摂取したわけではないことが証明されたのだ。しかし歓喜する新町に高柳は、今回の証明を報じるマスコミがほとんどいないと指摘。さらにGADAへの分析依頼や弁護士費用もかさみ、ビクトリーが負ったダメージとは釣り合わないと語る。「これは、ハッピーエンドではない」と言う高柳は、麻生をビクトリーに戻すことはないと告げた。

 新町は、独断で麻生の記者会見を開いた。弁護士は麻生に非がないことを説明し、麻生は再びオリンピックを目指すと宣言した。記者会見を終えた新町のもとに、高柳から電話が入る。高柳は「新町君、きみはクビだ。ビクトリーを解雇する」と告げた。

 新町と高柳の衝突にSNS上では、「社長の言うこともわかるし、新町さんの言うこともわかるし(涙)」「どっちの立場もわかるだけにつらいな……」「新町くんの気持ちも社長の気持ちも間違ってないんだよなぁ」といった声が。また、「社長も苦い思いをしてるからこその今の厳しさなんだね」「新町さんが自分と重なるのか社長」「社長だって辛いよね。経営者だからね」と、高柳に寄り添うコメントも見られた。

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