【鎌倉殿の13人】義時が「比企能員の乱」で覚悟 聞こえてきた「滅ぼす」の声

俳優の小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時)。第30回では、源頼家(金子大地)に対して呪詛(じゅそ)を行った疑いにより、阿野全成(新納慎也)が詮議を受け、結局、命を落とした。さらに、比企能員(佐藤二朗)が北条家との対決姿勢をさらに強める様子が描かれた。最後は源頼家(金子大地)が病で倒れる展開も。気になる14日放送の第31回の見どころを探った。

比企能員(右=佐藤二朗)と話す義時(小栗旬)【写真:(C)NHK】
比企能員(右=佐藤二朗)と話す義時(小栗旬)【写真:(C)NHK】

小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ 第31回の見どころを探る

 俳優の小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時)。第30回では、源頼家(金子大地)に対して呪詛(じゅそ)を行った疑いにより、阿野全成(新納慎也)が詮議を受け、結局、命を落とした。さらに、比企能員(佐藤二朗)が北条家との対決姿勢をさらに強める様子が描かれた。最後は源頼家(金子大地)が病で倒れる展開も。気になる14日放送の第31回の見どころを探った。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 NHKによると、頼家の後継者をめぐり、北条と比企の争いが激しさを増すという。比企能員はせつ(山谷花純)が生んだ頼家の長男・一幡を推し、早々に朝廷の許しを得ようと躍起になるが、大江広元(栗原英雄)らは取り合わない。一方、義時は比奈(堀田真由)に頼んで比企の動向を探り、三浦義村(山本耕史)にも相談を持ち掛ける。そんな中、政子(小池栄子)のもとに北条時政(坂東彌十郎)、りく(宮沢りえ)らが集まり……という展開とされる。

 番組の公式サイトの第31回の予告編には、冒頭から「比企能員の乱」さらに「北条と比企の権力闘争」というナレーションとともに「ついに最終局面」という緊迫感あふれるムードが漂っている。比企の「鎌倉はこの比企が芯となって動かす」という声の後、「すべては」「鎌倉のため」という字幕に続き義時の「比企を滅ぼす」という覚悟に満ちた声が登場する。

 最近はよく主要な登場人物の最期が描かれている。第31回については、次は比企かと思われる内容。ただ、これまでと違うのは、主人公・義時が「鎌倉のため」という看板のもと、表に立って主体的に歴史を動かすこと。予告編で鎧をまとった義時の怖いくらいの鋭い眼光が、義時の覚悟を感じさせた。これから本格的に主人公・義時の魅力が楽しめそうだ。

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