松雪泰子「甘いお酒でうがい」で共演の黒木華を「癒やしでしかない」と絶賛
松雪泰子主演の映画「甘いお酒でうがい」(大九明子監督)の大ヒット祈願イベントが24日、東京・東新橋のスペースFS 汐留で行われ、松雪、黒木華、清水尋也が登壇した。
松雪泰子「甘いお酒でうがい」でヒット祈願! 原作者シソンヌのコントとは「ぜんぜん違う世界」
松雪泰子主演の映画「甘いお酒でうがい」(大九明子監督)の大ヒット祈願イベントが24日、東京・東新橋のスペースFS 汐留で行われ、松雪、黒木華、清水尋也が登壇した。
本作は、お笑いコンビ「シソンヌ」のじろうが長年、コントで演じたキャラクター“川嶋佳子”がもし日記を書いたら……という設定で描かれた同名小説の実写化。40代独身OLの川嶋佳子の人生の悲哀と小さな幸せを綴った517日の物語。じろう自らが脚本を書き、「勝手にふるえてろ」の大九明子監督がメガホンを取った。
40代独身OLの心の機微を繊細に演じた松雪は「お休みに入った時に、お話を頂き、じっくり取り組みたいと思っていた。うれしかったです。大九監督とじろうさんのタッグは、言葉が美しくて、詩的でユーモアがある。イマジネーションが広がっていく脚本で、ストーリーに没入しました」と気に入ったそう。
しかし、じろうのコントは観たことがなかったそうで、「原作を読んでから、YouTubeで観たら、ぜんぜん違う世界だった。(役作りのために)『ライブを観に行きたい』と言ったら、『作品の世界とは違う』と言われてしまった」と振り返った。少し後ろ向きなところもありつつ、ポジティブに生きる佳子というキャラクターにも「お酒はもともと好きだったけども、最近は飲まない生活を送っている。ものに話しかけるのは共感できる」と話していた。頼れる後輩、若林ちゃんを演じた黒木とは「演劇で2作品を過ごした。ピュアで、癒やしでしかない」と息ピッタリだったようだ。
一方、じろうとは友人の黒木は「原作を読んでいました。(演じる若林ちゃんは)天使と言われる子なので、大丈夫かなとも思いました。好きな作品なので、どうかとも思ったが、やってよかった。じろうさんはまだ観ていないらしいので、早急に観ていただきたい」とアピール。役との共通点については「人見知りはしなくなったので、距離感をつかめるようになった。そこは似ているのかな。ちょっとミスしちゃうところも似ている。ちょっとしたミスなんてたくさんあります。何もないところでつまづいたりします」と笑み。
佳子の生活に大きな変化をもたらす、ふた回り年下の岡本くん役の清水は「こんなに素晴らしい大先輩と作れたことが光栄。主演が松雪さんと聞いて、緊張が走って、マネジャーに聞き返した。恋愛に年齢は関係ないです」。最後は題名にちなんで、鏡開き。酒の代わりに入っていたのは、紙でできた花びら。3人は無邪気に花びらと戯れながら、映画の大ヒットを祈願していた。
「甘いお酒でうがい」は4月10日からテアトル新宿ほかで公開される。