格闘技イベント「湘南美容クリニックpresentsRIZIN.37」（31日、さいたまスーパーアリーナ）RIZIN MMAルール、5分×3R、80キロ

　第5試合では、阿部大治がマルコス・ヨシオ・ソウザ（ボンサイ柔術）に2R3分2秒でKO勝ちを収めた。

　打撃対寝技の構図だった。ヨシオは1Rから阿部の打撃を何度も被弾する。そのたびにフットワークが鈍くなるが、タックルを試みるときだけは違った。

　3Rにはヨシヲが完全にガス欠。阿部にタックルを切られ、フラフラになっていた。一瞬の出来事だった。電光石火の阿部の右フックがヨシオの顎を完璧に捉えた。崩れ落ちるヨシオにそのままサッカーボールキックを迫撃。試合を終えた。

　現RIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザの兄であるヨシオ。RIZIN初参戦の2019年10月の「RIZIN.19」では元UFCファイターの中村K太郎に敗戦。2戦目となった地元静岡開催「RIZIN.21」ではファルコ・ネトに1RTKO勝利を収めている。

　SNS上には「阿部大治の一撃と躊躇ない追撃やば！」「完璧なカウンター」などの声が上がっていた。