竹内涼真が主演を務めるテレビ朝日の木曜ドラマ「六本木クラス」（午後9時）の第3話が21日に放送。長屋グループの御曹司・龍河を演じる早乙女太一の演技が話題となった。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　同作は、Netflixで大ヒットした韓国ドラマ「梨泰院クラス（イテウォンクラス）」を、「日韓合同プロジェクト」としてリメイク。本家「梨泰院クラス」は、ソウルの飲食店激戦区・梨泰院を舞台に飲食業界の成功を目指す若者たちの物語。「六本木クラス」では梨泰院の舞台が六本木に移り、竹内が主人公の宮部新を、外食産業トップの「長屋ホールディングス」会長・長屋茂を香川照之が演じる。

　新は父・信二（光石研）が開くはずだった「居酒屋みやべ」の名前を受け継いだ「二代目みやべ」をオープン。しかし身分証を偽った高校生・麻宮葵（平手友梨奈）に酒を提供したことから、警察に通報されてしまう。

　警察署で事情聴取を受ける新の前に、龍河が現れる。高校時代にクラスメイトをいじめ、止めに入った新を退学に追いやり、さらに信二をひき逃げした龍河。怒りで龍河に暴行してしまった新は、逮捕され刑務所で過ごした過去がある。久々に新に再会した龍河は、ニヤニヤしながら「彼は私の同級生……、ではないか。問題を起こしたんだよね。それで転校して来て1日で退学ぅ～（笑）」と警察官に紹介。2か月の営業停止処分が下された新に、権力をかざし「助けようか」と提案する。

　断固拒否する新を、龍河はさらに追い詰める。「同情するよ～。俺のせいで退学になってさぁ。俺のせいでムショ入って」「お前のお父さんひき殺したの、まさか俺だと思ってんの？」と過去を思い起こさせ、さらに新の耳元で「その通りだよ」と笑いながらひき逃げを認めた。「中卒で、前科者で、独りぼっち。俺のせいでお前の人生台無しだな」と挑発する龍河。しかし新は怒りを押し殺す。

　新の心をえぐる龍河の姿に、SNS上では「早乙女さん演技うめぇ」「演技うますぎる。（龍河が）胸糞すぎて無理なんだが」「早乙女太一のクズ役はサイコーだな」と称賛の声が挙がった。

　また7日に放送された第1話では、香川照之演じる龍河の父・茂が新に土下座を強要する場面があり、TBS系日曜劇場「半沢直樹」をほうふつとさせると話題に。香川は「半沢直樹」で主人公・半沢直樹（堺雅人）を苦しめる大和田暁常務を演じ、2013年放送の最終回で半沢から「倍返し」を食らい土下座させられた。

　今回は龍河が新を挑発し、怒りを抑える新に「また殴るのか？　殴れよほら。殴れ殴れ殴れ殴れ」と迫る場面が。こちらも20年放送の「半沢直樹」で、半沢と対立する伊佐山泰二部長（市川猿之助）が半沢に「詫びろ詫びろ詫びろ詫びろ」と迫る場面と似ていることから、SNS上では、「半沢の『詫びろ』並みの『殴れ』の連呼(笑)」「『殴れ殴れ殴れ』が『詫びろ詫びろ詫びろ』と同じ音程w」「どうしてこう日曜劇場感を感じるのでしょうかw」といったコメントが寄せられている。