映画「今夜、世界からこの恋が消えても」（29日公開）の完成披露舞台あいさつが20日、都内で行われ、人気グループ「なにわ男子」の道枝駿佑、福本莉子、古川琴音、松本穂香、音楽を手掛けた亀田誠治氏が出席した。

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　一条岬氏による同名恋愛小説が原作。眠りにつくと記憶を失ってしまう「前向性健忘」を患ったヒロイン・日野真織（福本）と、そんな彼女を献身的に支えながらも、自身も大きな秘密を隠し持っている主人公・神谷透（道枝）の切ない恋を描く。

　本作が映画初主演作となる道枝は「いよいよ公開されるのかと思うと感慨深い。10代を締めくくる作品になるので、皆さんにお届けできてありがたい。より一層引き締まる」としみじみだった。

　撮影中のエピソードを聞かれると、道枝が福本と古川とともに空き時間に「韓国ドラマを見ていた。和気あいあいで」と告白。福本が「結構時間が空いたんです。撮影で夜まで待たないといけなくて、まず1時間見た。待ったけど結局は雨が降って撮影ができなかったので、また3人で韓国ドラマを見てから家に帰った」と振り返った。

　福本は本作で古川と初共演。古川が親友役とあって「なんでも話せるお姉ちゃんだった。現場でも頼りきっていた。頭をわしゃわしゃされるシーンには救われて、2人の関係性が深まった。古川さんでよかった」と感謝。古川は「本当ですか」と喜び、「私は映画『思い、思われ、ふり、ふられ』を見ていたので、透明感のあるみずみずしい印象を持っていた。実際に話したらいい子でハキハキとしている。コミュニケーションとるのが楽しかったですね」と笑顔で印象を明かした。