【鎌倉殿の13人】義時はパワーゲームでどう動く 新章スタート、善児が育てたトウも登場
俳優の小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時)。第26回では源頼朝(大泉洋)が落命し、鎌倉殿の後継者をめぐるさまざまな人物の思惑とそれに向けた動きなどが描かれた。10日の放送休止のあと、17日に放送される第27回はどんな動きになるのか。見どころを探った。
小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ、第27回の見どころ
俳優の小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時)。第26回では源頼朝(大泉洋)が落命し、鎌倉殿の後継者をめぐるさまざまな人物の思惑とそれに向けた動きなどが描かれた。10日の放送休止のあと、17日に放送される第27回はどんな動きになるのか。見どころを探った。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
NHKによると、土御門通親(関智一)から頼朝の死を知らされ、思案する後鳥羽上皇(尾上松也)。鎌倉では宿老たちが居並ぶ中、新たに鎌倉殿となった源頼家(金子大地)が自身の方針を表明。これに北条時政(坂東彌十郎)と比企能員(佐藤二朗)は共に困惑し、梶原景時(中村獅童)は賛辞を贈る。その様子を政子(小池栄子)に報告した義時(小栗旬)は、弟・北条時連(瀬戸康史)と愛息・頼時(坂口健太郎)を頼家のもとへ送り出し……、という展開とされる。
「鎌倉殿の13人」の公式サイトの第27回の予告編では、冒頭、「パワーゲームの幕が開く」というナレーションとともに「火花散らす権力闘争」という字幕が映し出された。さらに、ある登場人物による「北条の者をすべて滅ぼす」という声も。最後は義時の「悪い根を断ち切る、この私が」という力強い声が聞こえた。脚本家・三谷幸喜氏は、これまでの取材で、義時を演じる小栗について「『鎌倉殿の13人』は小栗さんの新しい代表作になるような気がします。前半も素晴らしいですが、年齢を重ねてからの義時もそれに増して素晴らしい」と語っていた。物語の後半は、激しい権力闘争を勝ち抜こうとする義時の覚悟や知恵、行動力がどう視聴者を魅了してくれるか注目したい。
また、公式サイトの予告映像の中で最も気になったのは、善児(梶原善)が育てた孤児の女の子の成長した姿。トウ(山本千尋)が刀を持って戦う映像があった。善児は視聴者から暗殺者と呼ぶ声が聞こえるほど多くの人の命を奪ってきた不気味な人物。その善児に育てられたトウは誰の命を狙って刀を向けていたのか。権力闘争に加え、殺陣やアクションでも視聴者を魅了してくれることを期待したい。