「新しいSTU48を作っていく」 目指す「憧れられる存在」、6年目の飛躍を見据えた思い
瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」は、8thシングル「花は誰のもの?」が今年4月のリリースから約3か月が経過し、“空耳”や「USEN」ランキング再浮上で注目を集めている。7月10日には5周年コンサートを開催、30日には最新曲名を冠したオリジナル新公演がスタートするなか、岩田陽菜、甲斐心愛、中村舞の3人に6年目への思いを聞いた。
STU48「花は誰のもの?」特別インタビュー【後編】
瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」は、8thシングル「花は誰のもの?」が今年4月のリリースから約3か月が経過し、“空耳”や「USEN」ランキング再浮上で注目を集めている。7月10日には5周年コンサートを開催、30日には最新曲名を冠したオリジナル新公演がスタートするなか、岩田陽菜、甲斐心愛、中村舞の3人に6年目への思いを聞いた。(取材・文=小田智史)
――AKB48岡田奈々さんプロデュースの「僕たちの恋の予感」公演が6月24日に千秋楽を迎え、「花は誰のもの?」を公演名にした新公演が7月30日に香川県の高松festhalleで幕を開けます。
岩田「この公演はすべてSTU48の曲でセットリストが組まれています。(2021年5月にSTU48号とお別れをして)今は専用劇場がないので、瀬戸内7県をはじめいろんな地域に行って、『STU48にはいい曲がこんなにたくさんあるんだ』と思っていただけるようにしたいです」
中村「STU48も5年の歴史を経て、たくさんの曲をいただくことができました。『花は誰のもの?』をベースに書き下ろしてもらった曲もあって、それをフルサイズで披露できるのもうれしいです。STU48の曲だけでできる節目の公演だと思っているので、『STU48もここまで来たんだぞ!』と見せたいです」
甲斐「ライブやコンサートでは曲がワンハーフだったりする分、フルサイズで披露できるのはこの公演の見どころの1つだと思います。最近は課外活動ユニットで6人とか少人数で公演することが多かったので、16人で団結して臨む姿を見ていただきたいですし、メンバー同士の絆もいっそう深めていきたいです。初日公演が香川で開催されるのも楽しみです。香川からスタートってびっくりしたよね?」
中村「初日が香川はなかなかないですよね」
岩田「公演は広島が多いからね。香川はうどんもおいしいし、みんなで食べに行きたい!」
大学受験を終えた甲斐心愛は「メンバーと一緒にいれるのがうれしい」
――甲斐さんは大学受験の勉強を終えて、今年に入って公演やイベントの出演回数も増えています。改めて、STU48としての活動に思うことはありますか?
甲斐「メンバーと一緒にいられるのが何よりもうれしいです。受験勉強の時は離れていたので、なかなか会うことができませんでした。久々に一緒になると、めったに会えない親戚みたいな距離感で『心愛がおる!』って(笑)。最近はお仕事やレッスンでほとんど毎日みんなの顔が見られるし、2期生のいろんなメンバーが話しかけに来てくれて、すごく仲良くなりました。私が戻ってきて、よくしゃべるというか、うるさい?」
岩田・中村「すごく盛り上がる!」
中村「受験前はお仕事の現場でも教科書とか参考書を開いて、黙々と勉強しているのを見ていたので、解放されたんだなって」
甲斐「解放されたって(笑)」
中村「もう『頑張ったね!』という気持ちです」
岩田「心愛は重要なツッコミ担当だし」
甲斐「私ってツッコミ担当なん? まあ、STU48はボケが多くて、回収する人がおらんからね」
中村「ボケたまま終わるという(笑)」
甲斐「ワンマンプレーにならないように、ボケたまま終わるのが多い(笑)」
――甲斐さんは今年3月、プロ野球・広島東洋カープのオープン戦で念願の始球式が実現しました。カープにおける次なる野望は?
「(新型コロナウイルス渦で休止している)CCダンス(Carp Cheer Dance)を復活させて、踊るレギュラーメンバーになりたいです。STU48も初期のころに一度踊ったことがあるんです。あとは、マツダスタジアムの公式戦でも始球式をやりたい! 前回、カープのレジェンドである外木場(義郎)さんに猛特訓をしてもらったんですが、カーブがワンバウンドしてしまって……。次はストレートをノーバウンドで届くように練習したいです」