テニミュ4thが開幕 聖ルドルフ・山吹と激突! “リョーマ”今牧輝琉「熱い夏がやってきた!」
ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs聖ルドルフ・山吹の公開ゲネプロが5日、東京・日本青年館ホールで行われた。ゲネプロの前には取材会も行われ、越前リョーマ役の今牧輝琉らが登場。公開ゲネプロの様子とともにレポートする。
聖ルドルフ、山吹の個性あふれる楽曲にも注目
ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs聖ルドルフ・山吹の公開ゲネプロが5日、東京・日本青年館ホールで行われた。ゲネプロの前には取材会も行われ、越前リョーマ役の今牧輝琉らが登場。公開ゲネプロの様子とともにレポートする。
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ミュージカル『テニスの王子様』は2003年の初演から20年目に突入。20年に始動したテニミュ4thシーズンでは、脚本、演出、音楽、振付など一新されたクリエイティブスタッフの手によって、歴史を受け継ぎながら、新たなテニミュを創造している。今公演は本公演2作目として、青学(せいがく)が都大会で強豪・聖ルドルフ、山吹に挑む。
今牧は「また熱い夏がやってきた! という気持ちです」と意気込み。「重要な2校と対戦するので、前回とはまた違った人間関係やドラマが観られると思います」とアピールし、「7月に突入し、さらに気温も高くなりましたが、“体感”ではなく、“心”がという意味で劇場の中はもっと熱くなっています!皆さまに、熱い気持ちになってもらえるような、すてきなテニスの試合をお届けできたら」と笑顔を見せた。
地区予選で不動峰との激戦のすえ勝ち上がり都大会に進出した青学(せいがく)。関東大会出場の切符をかけたベスト8では、全国各地から精鋭プレイヤーを集めて躍進している聖ルドルフと激突する。聖ルドルフのプレイングマネージャー・観月はじめは相手を徹底的に分析し、柔らかい物腰の反面で勝利のためなら手段を選ばない冷酷さも。そんな観月のスカウトで聖ルドルフに入部したのは青学(せいがく)不二の周助の弟・裕太。兄・周助と比べられることを嫌い、打倒・兄に燃える裕太は確かな実力をつけ……。
聖ルドルフの持つ“エリート集団”というイメージにぴったりの優雅でおごそかな楽曲から、裕太の苦悩や反骨心を表現した楽曲まで多彩なナンバーがそろう聖ルドルフ。一方の青学(せいがく)も、黄金(ゴールデン)ペアのピンチや桃城 武&海堂 薫の急造ダブルスのいがみあいなど、手に汗握る展開に。弟思いで“本気モード”になった不二と、策士・観月の対峙は必見だ。
もう1つのライバル校・山吹と青学(せいがく)がまみえるのは都大会決勝。Jr.選抜の経験を持つ実力者・千石清純や、全国屈指のダブルス・地味’Sなどタレントそろいの山吹に、圧倒的な存在感を誇る悪童・亜久津が加わり、戦力は盤石だ。なにかと因縁をつけてくる亜久津との一騎打ちの中で、リョーマは自分の中にある感情に気づき、成長していく。
聖ルドルフとは違って、山吹パートはアップテンポのナンバーがずらり。チームのテーマソングも「山」をキャッチフレーズに、個性派集団の勢いを感じさせる楽曲になっている。また、これまで描かれてこなかった亜久津の幼少期に踏み込んだ描写も。亜久津が“負けられない”理由が描かれており、クライマックスに向けて観客の心情を盛り立てていくこと間違いなしだ。
また、今回の公演から、カーテンコールでキャスト達が客席に降りてファンの近くであいさつをする“客席降り”も復活。コロナ禍以前のようにハイタッチをかわしたりすることはできないが、声を出さないコール&レスポンスも用意されている。公演の熱さそのままに、キャストとの近さにも興奮できそうだ。
ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs聖ルドルフ・山吹は5日から16日まで、東京・日本青年館ホールで東京公演を行い、大阪、福岡とまわって、8月18日から28日まで東京・天王洲銀河劇場で東京凱旋公演が行われる。