【RIZIN】平本蓮、2対1判定で初勝利 ”怪物くん”鈴木博明にスタンドで上回る

MMA0勝の平本蓮(ルーファスポーツ)が鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)に2対1で判定勝利した。

平本蓮が2対1の判定勝利を収めた【写真:(C)RIZIN FF】
平本蓮が2対1の判定勝利を収めた【写真:(C)RIZIN FF】

「湘南美容クリニックpresentsRIZIN.36」メインカード

格闘技イベント「湘南美容クリニックpresentsRIZIN.36」(2日、沖縄アリーナ)RIZIN MMAルール、5分×3R、66キロ

 MMA0勝の平本蓮(ルーファスポーツ)が鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)に2対1で判定勝利した。

 1R、両者静かに入っていく。鈴木の左ハイキックがくれば、右ハイキックを返していく。手数は多い。前蹴りで距離を取り、ワンツーなすも混ぜ攻めていく。2分30秒がたったころ、スピードの速いワンツーが鈴木に当たった。

 対策は万全のようだった。カウンター気味でタックルに入られてもしっかりと対応。なかなかテイクダウンはされなかった。1度許すことはあったがすぐに立ち上がった。鈴木のフックのラッシュの中でも冷静にカウンターを当てていた。

 流れるようなコンビネーション。全くぶれることのない上半身からシャープにパンチを出していく。大振りな鈴木にあわせて左のリードストレートを当てた。

 アグレッシブに攻めるのは鈴木だ。被弾しながらも変則的なパンチを入れていく。慣れてきたのか受け流す場面も増えてきた。

 3Rもキックボクシングから始まる。序盤に平本がローブロー。鈴木がもだえ試合が一旦止まる。すぐに試合は再開。鈴木は平本の打撃を被弾しながらもコーナーポストに押し付けながら組み付く。

 残り1分の展開では首相撲。まさにキックボクシングのような展開だ。無理やり投げようとするのが鈴木だったが、大きな山場を迎えることなく試合は終わった。

 MMA3戦目の平本。格闘界きっての“ビッグマウス”として知られているが、2020年には萩原京平に今年3月には鈴木千裕に敗れ、2連敗中だった。

 試合前は舌鋒鋭く対戦相手を煽る(あおる)のが恒例であったが、今大会では“悪口”を封印。本人いわく「徳を積んできた」そうだ。試合前インタビューでは「俺の右がさく裂する」と予告、打ち合いを望んでいた。

 セミファイナルで行われる予定だった同カードは、6月30日に発表された朝倉海の右拳の負傷による欠場によりメインカードへ繰り上がった。

次のページへ (2/2) 【動画】試合開始前の平本蓮の不遜なパフォーマンス
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