「日向坂46は私の人生の一部」渡邉美穂が大号泣 卒コンで「生きていてよかった」

アイドルグループ「日向坂46」が28日、都内の東京国際フォーラム・ホールAで「渡邉美穂卒業セレモニー」を開催した。

日向坂46・渡邉美穂が卒業で愛を実感【撮影:上山陽介】
日向坂46・渡邉美穂が卒業で愛を実感【撮影:上山陽介】

2期生メンバーの卒業は初、22人体制でラストステージ「奇跡のように全員そろった」

 アイドルグループ「日向坂46」が28日、都内の東京国際フォーラム・ホールAで「渡邉美穂卒業セレモニー」を開催した。

“埼玉が生んだ怒涛の起爆剤”こと渡辺は、2017年8月に結成された「けやき坂46」の2期生としてお披露目。19年に日向坂46に改名して新たなスタートを切り、持ち前の運動神経の良さ、明るいキャラクターと弾けんばかりの笑顔で“元気印”として活躍した。なお、2期生メンバーでは初の卒業となる。

 会場にOVERTUREが鳴り響き、パステルブルーとホワイトのペンライトでファンが迎える中、両手でマイクを握った渡邉が笑顔でステージへ。自身がフロントメンバーを務めた「ハッピーオーラ」でラストステージが幕を開けると、「最後の最後まで駆け抜けるだけですね。2年くらい全員そろってなかったけど、奇跡のように全員そろった。なんか持ってるな」とにっこり。

 MC後のブロックでは、1期生・加藤史帆、3期生・上村ひなのとのユニット曲「やさしさが邪魔をする」、同じ埼玉県出身の同期・金村美玖、丹生明里との「あくびLetter」を披露。ステージに2期生が集合すると、「半分の記憶」「沈黙が愛なら」を思いを込めて歌い上げ、同期の絆を確かめ合った。

 後半ブロックで、渡邉にとって最後の2期生楽曲「恋した魚は空を飛ぶ」を披露すると、ライブの定番ナンバー「誰よりも高く跳べ!2020」でキャプテン佐々木久美が粋な計らい。「おひさま跳べー!」のシャウトを渡辺に任せると、力いっぱい叫んだ渡邉は大号泣。一部出演となった小坂菜緒と丹生も加わった22人体制の「飛行機雲ができる理由」では、渡邉のサイリウムカラー(パステルブルーとホワイト)で埋め尽くされ、会場に青空が作り上げられた。

 卒業ドレスでアンコールに登場した渡邉は、「正直、ずっと実感が湧かなくて、今この瞬間も本当に卒業するのかな? と思うくらい本当に信じられません」と思いを吐露。「それくらい日向坂46というものが私の人生の一部になっていて、それがこれから無くなるって想像できないんです。それって、すごく寂しいと思うけど、幸せだとも思っています」と笑った。

「あまり成長できていないんじゃないか、期待に応えられていないんじゃないか、悩むこともありました」と明かすと、涙で声を詰まらせながら「でも、卒業発表をしてから、自分が思っている以上に、いろんな人から愛を与えてもらえて、自分ってこんなに愛されていたんだなと初めて知りました。17歳のころはずっと悩んで……、でも5年間頑張ってきて今この瞬間、こんなにもたくさんの人に私は見守ってもらえていたんだなって強く感じました。幸せだなって言葉では収まらないくらい、大げさかもしれないけど生きていてよかった、この道に来てよかったなと思います」と振り絞った。

 感謝のスピーチを終えると、2期生の仲間と上村が「君のため何ができるだろう」でサプライズ。富田鈴花によるピアノの生演奏、愛がこもった歌声が贈られ、ステージ上のメンバーは、渡邉との最後の時を噛み締めて大粒の涙を流した。約5年間のアイドル人生を締めくくった「JOYFUL LOVE」では、会場がペンライトで虹色に。美しい虹の架け橋を渡り、渡邉美穂は新たな道へと旅立って行った。

6月28日 日向坂46「渡邉美穂卒業セレモニー」セットリスト @東京国際フォーラム・ホールA

M01 ハッピーオーラ
M02 やさしさが邪魔をする
M03 あくびLetter
M04 半分の記憶
M05 沈黙が愛なら
M06 青春の馬
M07 Right?
M08 それでも歩いてる
M09 僕なんか
M10 NO WAR in the future 2020

M11 恋した魚は空を飛ぶ
M12 誰よりも高く跳べ!2020
M13 飛行機雲ができる理由

EN1 JOYFUL LOVE

次のページへ (2/2) 【写真】号泣、笑顔、感動のラストステージ。日向坂46・渡邉美穂が最後にみせた圧巻のパフォーマンス
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