山田涼介、10月期フジ水10ドラマでGP帯15回目の主演「僕の中ではまだ通過点だと」
人気グループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介が10月スタートのフジテレビ系“水10”ドラマ「親愛なる僕へ殺意をこめて」で主演を務めることが27日、分かった。
草ヶ谷大輔と松山博昭「ミステリと言う勿れ」タッグ
人気グループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介が10月スタートのフジテレビ系“水10”ドラマ「親愛なる僕へ殺意をこめて」で主演を務めることが27日、分かった。
「親愛なる僕へ殺意をこめて」は、「ヤングマガジン」(2018年5月~19年8月/講談社)、ウェブコミック配信サイト「コミックDAYS」(19年8月~20年9月/講談社)で連載され、累計120万部突破の同名コミックが原作。連続殺人犯を父に持つ主人公の大学生がある日、自らが二重人格であることを悟り、“もう1人の自分”が殺人を犯しているかもしれないと底知れぬ不安にかられ、真相を明らかにしようと決意し、そこで驚がくの事実が次々と白日の下にさらされる、見る者に息つく暇も与えないどんでん返しのストーリー展開が見どころの二重人格サスペンスだ。
山田は、今作が6年ぶりのフジテレビ系ドラマ主演。加えて、山田にとって今作がGP帯ドラマで「15」回目の主演作となる。また、ドラマの放送中となる11月には、Hey! Say! JUMPがデビュー「15」周年を迎える節目のタイミングでもあり、メモリアルな作品となる。
そんな山田が演じるのは、“人生楽しんだもん勝ち。楽しければそれでいい”と、毎日ヘラヘラ仲間と過ごしている大学2年生・浦島エイジ(うらしま・えいじ)。“実の父親が連続殺人事件の犯人”ということで、少年時代はいじめやひどい嫌がらせにあうなど、過酷な人生を歩んできた。エイジには、愛する人・雪村京花(ゆきむら・きょうか)の存在も。京花と過ごす時間だけは嫌なことを忘れ、心から笑うことができたエイジだったが、ある日、父親が起こした殺人事件と殺害方法(卑劣な拷問)が酷似した猟奇的殺人が起こる。だが、エイジにはその殺人事件が起こったとされる期間の記憶が完全に抜け落ちていた。その後、さまざまな状況を鑑み、自らが二重人格であることに気付き、「今回の猟奇的殺人を犯したのは、連続殺人鬼である恐ろしい父親の血をひく“もう1人の自分”なのでは」という恐怖と不安にさいなまれたエイジ。事の真相を突き止めるべく、意を決して“自分探しの旅”に出る。
今作のプロデュースを務めるのは草ヶ谷大輔、総合演出を担当するのは松山博昭。今年の1月クールに“月9”で放送された菅田将暉主演の「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)で大ヒットを飛ばしたフジテレビきってのゴールデンコンビが満を持しての再タッグだ。
山田は「もともと原作を読んでいた作品で、ハードなシーンや描写がたくさんあるので、連続ドラマでどこまで描けるのか、僕はもちろん、原作を読んでいる方もすごく気になる部分ではないのかなと思います。やらせていただくからには、全力で二面性を持った役を演じたいと思います」と率直な感想を口に。
「二重人格の役をやるのは初めてですが、見た目を大きく変えるとかではなく、性格が全く違うキャラクターを演じなければいけないということで、自分の中での芝居プランは持っています。連続ドラマとして、皆さんにドキドキハラハラしながら僕の役を楽しんで見ていただけたらと思っています。また、連続殺人鬼の息子というレッテルを貼られて生きている青年なので、まわりと同じように生活をしてはいけないという悩みを背負っています。そんな苦悩や、自らとの葛藤などを押し殺して明るくふるまう青年をうまく演じられたらと思っています」と意気込んだ。
また、「デビュー15周年も、GP帯ドラマの主演作が15作目ということもどちらもありがたいことですが、僕の中ではまだ通過点だと思っています。あまり数字にはこだわりはありませんが、これまで積み上げてきたものがありますので、その全てが“山田涼介の成長”として見せられる作品になるのではないかと、自分でも楽しみにしています。今はまだなんとも言えませんが、僕自身、役者をやる人間として、二重人格者という特殊な役を演じるのは役者冥利(みょうり)に尽きます。こういった役をやりたい方はたくさんいらっしゃると思いますが、それを僕に任せていただけたのはすごく誇りに思いますし、光栄なことですので、役を演じることが自分自身とても楽しみです。難しい役だとは思いますが、今持てる全ての力を注ぎ込んで大切に演じたいと思います」と喜びの声を寄せている。
そして、「ドキドキハラハラできる1週間の楽しみが皆さんに提供できるのではないかと思っております。二重人格という役どころになるので、不安な部分もありますが、不安を抱えながらやっていった方がこの役は逆にハマるんじゃないかと思っています。このドラマをステキなものにすべく、一生懸命演じますので、ぜひ楽しみにしていてください!」と呼びかけた。