朝倉未来、天心は「ワンピースのニカ」 武尊は「背負っているものが計り知れない」
総合格闘技の朝倉未来が21日、自身のYouTubeチャンネルを更新。19日に東京ドームで行われた那須川天心VS武尊戦を振り返った。
メイウェザー戦は「本当に一撃いれようと思っている。自分がやっちゃうんじゃないか」
総合格闘技の朝倉未来が21日、自身のYouTubeチャンネルを更新。19日に東京ドームで行われた那須川天心VS武尊戦を振り返った。
試合中、解説席に座り試合を見守った朝倉は「まじですごかったな。あんな近くで見れて。貴重な体験をした」「すごい試合でした。感動したな」と興奮気味に話した。
結果は天心の判定勝ちとなったが、「あの舞台で硬くならず伸び伸びできる天心は化け物だと思った。楽しんでいるから」とメンタル面を評価。技術面では「ジャブが良かったですね。全部刺さっていた。武尊選手の左フックに対して、もぐりながら左を合わせる、天心の得意技ですよね」と評価した。
一方の武尊については、「スロースターターで、今回の試合は上半身に力が入っていた。天心は眼がいいから交わして交わしてきたから、(武尊が)倒してやろうというのが強くなって、それが逆に空回りした」と分析。ただし、「後半は武尊選手のギアがあがってきた。3ラウンド目は武尊選手の手数が増えてきて、天心のパンチの威力がなくなってきたところで終了した」と話した。
興奮収まらない様子の朝倉は「東京ドームの満員の景色が感動だったな。こんな歓声の中で試合をしたいなと思った。素晴らしかった。武尊選手はどんだけのものを背負っているんだろうと、計り知れないものを感じた。天心はすごいやつで、背負っているものを感じさせない『ワンピース』のニカみたいに戦いを楽しんでいる感じがした。日本の格闘技の集大成を見ました」と熱く語った。
今後の格闘技界については、「これが始まりであってほしい。この試合を見て格闘家を志す若い世代が絶対現れると思う。もっとすごいスーパースターが出てくる可能性がある。日本の格闘技はまだ続いていくと思う」としながらも、「天心、武尊は俺たちの世代だから、心にぽっかり穴が空いた虚しさがある」との思いも明かした。
自身も9月にボクシング元5階級制覇のフロイド・メイウェザーと対戦するが、「段々いけちゃうじゃないかなと思ってきた。パンチのテクニックが上がってきた。本当に一撃いれようと思っている。自分がやっちゃうんじゃないかな。(ファンを)ただで帰すつもりはない。すごいものをみなさんにお見せしたい」と気合いを入れていた。