格闘技イベント「Yogibo presents THE MATCH 2022」（2022年6月19日、東京ドーム）第9試合、62キロ、3分×3R、延長1R（ABEMAで全試合独占生中継）

“進化する問題児”芦澤竜誠（DRAGON FISH）は“キングオブストリートファイト”YA-MAN（TARGET SHIBUYA）に1R1分49秒でKO負けした。

　あっという間に終わったが、会場は確かに盛り上がった。1R、いきなり仕掛けたのは芦澤だ。しかしYA-MANに冷静に対応された。右を被弾し、いきなりダウンした。開始わずか8秒だった。

　ダメージの残る芦澤。YA-MANの追撃をしのぎれない。連打を浴び2度目のダウン。立ち上がれなかった。

　試合後、記者会見に現れた芦澤はサバサバと振り返った。

「普通に俺の負けっすね。負けだけど別にまたやるよ。こんなんで俺は折れないし、普通に完敗。強かった」と敗戦の弁を口に。YA-MANについては「俺よりあいつの方が冷静だった。先にあいつの攻撃に当たってしまっただけ。ルールで負けたけれど、俺は負けてないし。今回覚えてないですね」と平然と言い放った。

　さらに「お前強かったねっていう感想。あいつ真面目だし。あいつの方が単純に頑張ったんですよ。次やったら絶対次勝てるしって思ってる」と負けん気の強さものぞかせた。

　試合後のリング上で言葉を交わしていたが、その内容を「お前強かったよ、お前の勝ちだよ。でも次やったら絶対負けねーからな」と明かし、「ファイターとしてやられるのも勝つのも仕事。俺が1番盛り上げたっすね」と平然としていた。

　両者は4月の記者会見からバチバチだった。挑発の応酬でキレたYA-MANが芦澤に飛びかかり、一触即発に。制止された際に倒れ、頭から流血するなど大騒動になった。

　前日計量でも一触即発。芦澤が「いまやっても殺せるぞ、コラ！」と過激な挑発を繰り出し、大乱闘寸前となっていた。