フワちゃん、ブレーク理由を自己分析 養成所時代の苦悩「絶対にあたしは面白いはず」

いまやテレビで見ない日はないほどに引っ張りだこの人気タレント・フワちゃん。そんなフワちゃんが進行役を務める特番「名門のオキテ!」(深夜1時53分)がテレビ東京で17日と24日の2週にわたり放送される。仲良しのお笑いコンビ「ミキ」とタッグを組んだ同番組への意気込みや現在の大ブレークに至るまでの経緯などを聞いた。

「名門のオキテ!」に出演するフワちゃん【写真:(C)テレビ東京】
「名門のオキテ!」に出演するフワちゃん【写真:(C)テレビ東京】

成功を“裏”で支えた根底にある学生時代の部活経験

 いまやテレビで見ない日はないほどに引っ張りだこの人気タレント・フワちゃん。そんなフワちゃんが進行役を務める特番「名門のオキテ!」(深夜1時53分)がテレビ東京で17日と24日の2週にわたり放送される。仲良しのお笑いコンビ「ミキ」とタッグを組んだ同番組への意気込みや現在の大ブレークに至るまでの経緯などを聞いた。(取材・文=中村彰洋)

 収録を終えたフワちゃんは開口一番、「大好きなメンツだったから飲み会みたいなノリで行けるかと思ったけど、MCだったからある程度は緊張しちゃったね」と本番中と変わらぬ笑顔を見せた。

 同番組は名門校に潜入し、強豪部活の“強さの秘密”を探るといった内容。学生時代にバスケットボールに打ち込んでいたフワちゃんは「実はあたしもゴリゴリの部活出身。ルール無用フリーダムキャラみたいなノリでやってるくせに、未だにふと(体育会系な一面が)出ちゃうときはある。だから今回のVTRは正直共感の嵐でめちゃくちゃ面白かった」と恥ずかしそうに明かす。

 アメリカ留学の経験もあるフワちゃんだが、「自由だし海外っぽく思われがちだけど、やっぱり根底のノリはジャパニーズ部活スタイルだね。あの日本伝統の部活動を経験したからこその言葉で表せない“部活っぽさ”みたいなものが身についてるね。だから今こうして日本の芸能界になじめたり、ガチでキレられるみたいなことが無いのかも」と現在も部活動の経験が生きているとした。

 いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍ぶりだが、「ブレークしたのは見え方が新しかったから」と自己分析。「芸人として登場するんじゃなくて、YouTuberで世に出たのが当時は目新しかったんじゃないかしら。自分の見せ方もうまかったよね、あとスポブラも自撮り棒も、かわいい」と解説する。

 順風満帆に見える芸能活動だが、芸人活動を始めた当初はネタ作りに苦戦。“自分が面白いと思っていた自分”をうまく表現することができなかった。

「自分のことを面白いと思ったから(お笑い)養成所に入ったのに、全然ネタも大喜利も、上手にできなかったの。何やっても面白くならなくて、『でも絶対にあたしは面白いはずなのに』と思ってたときに、YouTubeを始めてみたらドンハマりしたの! 『面白い』の中にも種類があって、私に向いているものはネタじゃなくてこっちだったかー! って思ったね。見つけられてよかった」

 コロナ禍でブレークしたフワちゃん。意外にも海外ロケは未経験だ。「自粛ムードも明けてきたし、そろそろ海外ロケデビューしてみたいね」と今後の願望も口にした。

□フワちゃん 2018年にYouTuberデビュー。新語・流行語大賞、ギャラクシー賞ともに自身の名前「フワちゃん」で受賞。テレビで活躍する傍ら、自身のYouTubeチャンネルの映像編集やアートデザイン、コラムの執筆など、クリエイターとしての多彩な一面も注目を集めている。なお、22年6月17日・24日放送のテレビ東京「名門のオキテ!」では番組MC務める。

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