河村光庸さんが心不全のため11日に逝去 「新聞記者」「ヤクザと家族」など手掛ける
株式会社スターサンズは13日、同社の代表取締役社長の河村光庸さんが11日に心不全のため72歳で亡くなったことを明らかにした。
株式会社スターサンズを2008年に設立した河村光庸さん
株式会社スターサンズは13日、同社の代表取締役社長の河村光庸さんが11日に心不全のため72歳で亡くなったことを明らかにした。
同社は「弊社代表取締役社長 河村光庸 儀は2022年6月11日 心不全のため享年72にて永眠いたしました」と発表。「ここに生前のご厚誼に深く感謝するとともに 謹んでご通知申し上げます 遺族の意向により 葬儀は近親者のみで執り行います」と続けた。
後日、「小さなお別れの会を執り行う予定」とした。
河村さんは1949年8月12日、福井県出身。2008年にスターサンズを設立。12年、製作・配給をした「かぞくのくに」(ヤンヨンヒ監督)で同年の映画賞を席巻。その後も精力的に映画製作を続け、17年には「あゝ、荒野」(岸善幸監督)が日本アカデミー賞(最優秀主演男優賞)受賞のほか、各賞の話題を集め、その後も「宮本から君へ」「ヤクザと家族 The Family」「空白」などをプロデュース。19年に公開した「新聞記者」(藤井道人監督)が、日本アカデミー賞で作品賞を筆頭に6部門で優秀賞を獲得するなどした。また、自身も同作のプロデュースで2019年度藤本賞他各賞を受賞していた。