【THE MATCH】風音「何が何でも倒して勝つ」 メインも予想「天心が倒して勝つかな」
格闘技のメガイベント「THE MATCH 2022」は6月19日、東京ドームで開催される。キックボクシングの“神童”那須川天心と、“ナチュラル・ボーン・クラッシャー”武尊の「世紀の一戦」をメインに、RISE、K-1の両団体が誇るトップファイターがズラリと勢ぞろいする。「ENCOUNT」では出場選手へのインタビューを実施。カウントダウン連載で紹介する。第2回は風音(RISE=TEAM TEPPEN)。K-1の“黒豹”黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)と対戦する。
出場選手インタビューvol.2、風音
格闘技のメガイベント「THE MATCH 2022」は6月19日、東京ドームで開催される。キックボクシングの“神童”那須川天心と、“ナチュラル・ボーン・クラッシャー”武尊の「世紀の一戦」をメインに、RISE、K-1の両団体が誇るトップファイターがズラリと勢ぞろいする。「ENCOUNT」では出場選手へのインタビューを実施。カウントダウン連載で紹介する。第2回は風音(RISE=TEAM TEPPEN)。K-1の“黒豹”黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)と対戦する。
昨年のトーナメント(RISE DEAD OR ALIVE 2021-53キロトーナメント)からメキメキと実力をつけ、ビッグマッチへの切符を掴んだ。4月に行われた“神童”天心の引退マッチでは判定の末に敗れたが、感情むき出しの悔し泣きは、ファンをとりこにした。
対戦相手の黒田もK-1のトーナメント(K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強トーナメント)を制した強者だが、風音は動じていなかった。「印象は特にないんですよ。試合が決まって相手を知ったんですけれど全体的に強いなって感じで、ほんまにないんです」と涼しい顔をした。
カウントダウンは始まっている。試合展開について、「いろいろなパターンを作ってきてはいるんですけれど、共通していることは毎試合倒す気でいるので。倒せるとは思えますね」と目を光らせる。
昨年のトーナメントで人生が一変した。「RISE DEAD OR ALIVE 2021」を制すると、天心のRISEラストマッチの相手に抜てき。みるみるうちに立場は変わった。
「一歩一歩、ステップアップはしているなという実感はありますね。トーナメントが開かれるってなったときがターニングポイント。それで練習もより濃密に会長に見てもらったりとか、練習が変わって意識も変わった。なにより、これだけ練習したんだからもう負けないだろっていうぐらいやってきた。試合で結果も残したし、それが自分のなかで自信につながっていったという感じですね。だからこそ今回、結果を残さないとアカンなというのはあります」
1年前とは違う。RISEの代表としてK-1との対抗戦のリングに上がる。「気が引き締まるじゃないけれど、RISEが53キロに選んでくれたのが僕。何がなんでも勝たなあかんって、倒さないといけないっていうのがあります」と熱を帯びた。
東京ドームという舞台に胸が高鳴っていた。「関西出身なので(場所には)あんまりピンとはきていないです。でも、デカいですよね。ライブとかやっているイメージはすごくある。ここで勝って、(審判に)手を挙げられることを想像するとめっちゃ気持ちいいなって思いますね。観客がいっぱい入るところで倒して、勝っているところを想像するだけで楽しいですね」と笑った。
最前列の席は300万円。風音は自信をのぞかせる。「300万円は桁がおかしいと思いますね(笑)。車とか変えちゃうじゃないですか。そういう高いお金を払って見に来てくれる人たちにも『来て良かった』って思ってもらえる試合、僕はできると思っています。普段、格闘技を見ない人には、キックボクシング、格闘家で輝いている、こんなおもろい選手いんねんでっていうのを見せたいですね。対抗戦ということでRISEの強さっていうのを見せつけたいと思いますね」。
天心vs武尊、風音の予想は?
〇…ENCOUNTではインタビュー実施選手に天心―武尊を予想してもらった。
風音の予想「天心のKO勝ち」。
「天心選手が倒して勝つのかなと思いますね。勝ってほしいという希望もありますけれど、これは一緒のジムだからとかではなくて。技とか言えないけれど、倒して勝つのかなと思います。武尊選手は結構圧をかけてくる。天心選手はそれをいなしてみたいな戦い方。そして相手がイラついて捕まえきれないところに天心がバチーンみたいなイメージはあります」
□風音、1998年10月27日、京都府宇治市生まれ。2015年デビュー、16勝(6KO)6敗。「RISE DEAD OR ALIVE 2021 53キロトーナメント」優勝。身長167センチ、53キロ。