評価急上昇中の“闘う芸人レスラー”渡瀬瑞基の野望を追跡 対抗戦に燃える男の思いとは
野村直矢と「リアルブラッド」を発進させた渡瀬瑞基の快進撃が今まさに始まる。CyberFightグループの一角を占めるガンバレ☆プロレス所属である渡瀬。グループが総力を結集する「サイバーファイト・フェスティバル(CFF)」6月12日、さいたまスーパーアリーナ大会の「STARTING BATTTLE3」に出陣する。大家健、まなせゆうな、とガンプロトリオを結成し、DDTのイラプション・坂口征夫、赤井沙希、岡谷英樹組と対戦だ。
イラプション・坂口征夫の挑発にも「ぐっとこらえることができた」
野村直矢と「リアルブラッド」を発進させた渡瀬瑞基の快進撃が今まさに始まる。
CyberFightグループの一角を占めるガンバレ☆プロレス所属である渡瀬。グループが総力を結集する「サイバーファイト・フェスティバル(CFF)」6月12日、さいたまスーパーアリーナ大会の「STARTING BATTTLE3」に出陣する。大家健、まなせゆうな、とガンプロトリオを結成し、DDTのイラプション・坂口征夫、赤井沙希、岡谷英樹組と対戦だ。
ガンプロ勢を上から目線で見下すイラプションは、5・26東京・新木場大会に殴り込んできた。がんプロの大将・大家を拉致するなどやりたい放題。なおも「2年前にガンプロで俺たちは勝利している。いつでも来い、とハードルを低くしてやっているのに、音沙汰なし。仕方ないから、俺たちの方から出向いてやったぞ。しかも俺たちがアンダーカードに出てやるんだ」(坂口)と、言いたい放題だった。
これ以上ない屈辱を味わわされた渡瀬だったが、ぐっとこらえた。「あのとき、大家さんに『手出しするな。やり返したら俺たちまで奴らと一緒になってしまう。チンピラのケンカじゃない。CFFのリングできっちりと思い知らせてやろう』と諭された」と、両拳を握りしめ唇を真一文字にかみしめた。
以前の渡瀬だったら、間違いなく坂口に突っ込んでいったはず。「旗揚げから9年間、表でも裏でも、ガンプロを支えてきた大家さんの言葉が、胸に突き刺さった。一番新しい、ガンプロの一員である俺を、CFFの出場メンバーに選んでくれたんだ。大家さんの深い思いに応えなくては申し訳ない。ぐっとこらえることができた」と振り返る。
実はスピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級王者の今成夢人は、もう一つの顔である「ファンタスティック」としてDDT・フェロモンズとして参戦する。CFFにガンプロからエントリーされたのは3人のみだ。
ノアやDDTでも出られない選手も多い中、渡瀬は「ガンプロの仲間、ファンのみなさんの思いも背負って闘う」と熱い。CFF後にはガンプロ単独で「WRESTLE SEKIGAHARA」大会(7月10日、東京・大田区総合体育館)も控えている。CFFでガンプロの底力をアピールするしかない。