ダイアモンド☆ユカイ、小学校のPTA会長に選出され妻に相談「今回は聞き役に徹します」
歌手のダイアモンド☆ユカイがこの春、息子たちが通う小学校のPTA会長に選出された。これまで中高生に向けた講演活動など自身の経験を積極的に伝えてきたが、今回はPTAという立場から何ができるのか学んでいきたいという。還暦イヤーを迎えた新たな挑戦について聞いた。
ユカイPTA会長の第一声は「ご入学おめでとうございます」
歌手のダイアモンド☆ユカイがこの春、息子たちが通う小学校のPTA会長に選出された。これまで中高生に向けた講演活動など自身の経験を積極的に伝えてきたが、今回はPTAという立場から何ができるのか学んでいきたいという。還暦イヤーを迎えた新たな挑戦について聞いた。(インタビュー・文=福嶋剛)
――PTA会長は自ら立候補されたのですか?
「違うんだ。子どもたちが幼稚園の頃に1度だけPTA会長をやったことがあるんだけど、さすがに小学校はないだろうってずっと思っていたんだ。ところが以前から縁があった会長の中の会長みたいな“ザ・会長”さんからお呼びが掛かって『手伝ってほしい』と言われてね。そのときは副会長としてやっていたんだけど、現会長が卒業することになって会長さんから『次はユカイさんですから』って指名されちゃってさ。『えー? なんで俺なの?』って思ってね。幼稚園とは全然規模が違うし、『ちょっと考えさせてください』と言って妻に相談したんだけど、『あなたが結論を出してください』って言われちゃって(笑)」
――仕事と子育てで忙しい中、さらにもう1つ仕事が増えて。
「うちの学校のPTA会長はこれまで立派な人ばかりだったから、これで『ユカイが学校の品位を落としちゃった』って言われたらマズいからね(笑)。でも自分の人生にとっては、すごく良い経験だなって思う。身が引き締まったんだよね。世の中がコロナ禍でもあり混沌としていていろいろ考えさせられる事もありこれも縁だと思って引き受けたんだ」
――PTAの会長になって子どもたちにどんなことをしてあげたいですか?
「任期は2年間なんだけど、うちの学校はスポーツが盛んで運動会も充実しているから、俺はアートや音楽、演劇といった芸術の分野をもう少し生徒たちに身近に楽しんだり感動してもらえるような何かをしてあげたいなって。始まったばかりなので漠然となんだけどそう考えているんだ」
――既成概念をぶっ壊すロックンローラーの精神で?
「そんな簡単にはいかないけどね(笑)。やっぱりPTAだけじゃなくて学校全体のことだし、さまざまな意見があるから簡単に実現できることじゃないんだ。まずはPTAのみなさんの意見を聞きながら俺自身学んでいきたいって思っている。
うちの学校の良いところは、これまでいっぱい見てきたし、そこに俺が会長をやることでみなさんと一緒に何か1つでもプラスのものを2年のうちに作れたらいいなって思っていて、PTAはいろんな係のみなさんが動いているから俺は最初はできるだけ聞き役に徹していこうと思ってる。だからみなさんの考えを集めていった先に何か1つ新しいものを作れたら良いなって」