河瀬直美氏、“暴力行為疑惑”を否定 「既に当事者間で解決をしていること」と説明
映画監督の河瀬直美氏が28日、自身の作品などをプロデュースする「組画」の公式サイトで、27日に文春オンラインが報じた暴力行為疑惑について説明している。
当時の状況について詳細に説明
映画監督の河瀬直美氏が28日、自身の作品などをプロデュースする「組画」の公式サイトで、27日に文春オンラインが報じた暴力行為疑惑について説明している。
「文春オンラインの記事に関しまして」として、当時の状況を説明。「3年前、広島の映画撮影の現場では、河瀬は10キロ近いカメラを抱えて撮影をしていました。エスカレーターに乗り、移動しながらの手持ちの撮影は、安全面への配慮もあり、緊張感の伴うものでした。俳優の演技が終わるかどうかのタイミングで、撮影部の助手の方がカチンコの方向にカメラを向けるためイージーリグという河瀬の身体に装着されているカメラの補助器具を引っ張って誘導しようとしたようですが、咄嗟のことで河瀬は重心を保てず、転倒しそうになりました」としている。
さらに「両手が塞がって自由が効かない河瀬にとって、急な体の方向転換は恐怖でしかなく、防御として、アシスタントの足元に自らの足で抵抗しました」と疑惑につながった行動についても詳細に記した。
そして「その後、現場で起こった出来事を両者ともが真摯に向き合い、話し合った結果、撮影部が組を離れることになりました。撮影を継続させるための最善の方法だと双方が納得した上でのことです。今回の記事により『朝が来る』という作品が傷つけられ、関係各位、スタッフに不快な想いをさせてしまったことが残念でなりません。今後も、映画界で活躍する本作のスタッフたちが、現在携わっている目の前の作品に集中できることを望んでいます」と続けた。
最後に「また、現在、河瀬を信頼して、お仕事をいただいている方々には、記事を読んで不快な想いをされていることと思います。この場を借りて、お詫び申し上げます。常に人に対して真摯に向き合ってお仕事をさせていただいているつもりでも、行き届かないことが多々あるかと存じますが、今後とも精進して参りますので、引き続きよろしくお願い申し上げます」と結んでいる。
また河瀬氏と、撮影スタッフによる連名での文書によると「文春オンラインの記事に関してこの場をかりてご報告させていただきます。3年前の撮影時の出来事に関して、既に当事者間で解決をしていることであります。当時、現場で起こった出来事を両者ともが真摯に向き合い、話し合った結果、撮影部が組を離れることになりました。撮影を継続させるための最善の方法だと双方が納得した上でのことです」とも説明を加えている。