9人組ガールズグループ・TWICEが25日、東京ドーム3日連続公演の最終日を迎え、自身4度目のワールドツアー「TWICE 4TH WORLD TOUR ‘III’ IN JAPAN」の日本公演を大成功で終えた。

　ライブの1曲目はTWICE史上初の全編英語歌詞で世界的ヒットとなった「The Feels」からスタート。日本公演用に用意されたきらびやかな赤の衣装でクールに登場しアップテンポなダンスチューンの同曲を披露すると、いきなり会場は「CANDYBONG Z」（TWICEの公式ペンライト）の光と熱気の渦に飲み込まれた。

　メンバーは「ONE IN A MILLION TWICEです!」と元気よく声をそろえてあいさつ。ナヨンは「ONCE!　私たちTWICEを待っていてくれましたか？　私たちも皆さんに会うのを楽しみにしていました。今日は皆さんをハッピーにするステージをお見せします!」と約束。チェヨンも「今日は最高のステージを用意しています。最後までワクワク、ドキドキしながら楽しんでくださいね！」と最終日の意気込みを語った。

　続く「SHOT CLOCK」では黒が基調のシックな衣装で登場しダイナミックなステージングで圧倒的な存在感を見せつけた。「SCIENTIST -Japanese ver.-」で始まるパートでは「What is Love?」、「KNOCK KNOCK」、「Heart Shaker」といった人気曲や、所属するJYPエンターテイメントのメーンプロデューサーを務めるJ.Y. Park氏が作詞作曲を担当したことで話題となった「Alcohol-Free」も披露。TWICEらしいキュートなトリックと夏を感じさせるホットなパフォーマンスでファンを酔わせた。

　さらに、21年に韓国でリリースされたTWICEの3枚目のフルアルバム「Formula of Love: O+T=＜3」に収録されているグループ初のユニット曲「PUSH & PULL」（ジヒョ、サナ、ダヒョン）、「HELLO」（ナヨン、モモ、チェヨン）、「1, 3, 2」（ジョンヨン、ミナ、ツウィ）の3曲も相次いで披露。「HELLO」では車を使用したド派手な演出で会場を盛り上げた。

　アンコールパートに入ると、メンバーは少しでもファンの近くに行くためトロッコに乗って内野席から外野席へと移動しながら日本オリジナル配信シングル「Just be yourself」と「Perfect World」の2曲を披露。「Perfect World」はどんな状況でも動じない“強い女性”を表現した1曲でこれまでのTWICEのイメージを覆す力強い曲調で会場を盛り上げた。

　この2曲を歌い終えたメンバーは会場に集まったファンに向けて1人ずつメッセージを送った。ツウィは「最後に東京ドームに来たのは3年前ですが、今日はONCEのみんなに会えてうれしいです。いつも応援してくれてありがとうございます。私たちはいつも皆さんにパワーをお届けしたいと思っています。だからこれからも頑張ります！　皆さんには私たちのファンであることを誇りに、幸せに思ってほしいです。改めていつも応援してくれてありがとうございます。私たちTWICEをここに立たせてくれて本当にありがとうございます！　また会えることを楽しみにしています」とかみしめるように語り掛けた

　最後は本ツアーの目玉企画であるルーレットで当たった楽曲を披露するパートに入り、多くの楽曲の中で「HAPPY HAPPY」、「Fake & True」、「LUV ME」の3曲を畳み掛けると、感極まったメンバーの目には大粒の涙が光った。最後となる1曲はまだ日本で生披露できていなかった「Kura Kura」をメンバーが選び日本公演を締めくくった。

　公演終了後、会場では緊急告知として自身4枚目の日本オリジナルアルバム「Celebrate」（セレブレイト）を7月27日にリリースすることがサプライズ発表された。