日本代表ZETA DIVISIONが「VALORANT」世界3位 リーダー・Laz「日本の成長を世界に見せられた」
アイスランド・レイキャビクで行われているタクティカルFPSゲーム「VALORANT(ヴァロラント)」の世界大会「2022 VALORANT Champions Tour Stage 1 ― Masters Reykjavik」で、日本代表のZETA DIVISIONはOpTic Gaming(アメリカ)に0-3で敗れ、グランドファイナル進出はならなかった。リーダーのLazは3位と躍進した大会の手ごたえとともに前を向いた。
OpTic戦は0-3の完敗も…「いろいろな戦い方を体験できた」
アイスランド・レイキャビクで行われているタクティカルFPSゲーム「VALORANT(ヴァロラント)」の世界大会「2022 VALORANT Champions Tour Stage 1 ― Masters Reykjavik」で、日本代表のZETA DIVISIONはOpTic Gaming(アメリカ)に0-3で敗れ、グランドファイナル進出はならなかった。リーダーのLazは3位と躍進した大会の手ごたえとともに前を向いた。
数々の強敵を退け、グランドファイナルまであと一歩に迫って迎えたOpTic戦。ストレート負けという結果を突きつけられた中、チームをけん引してきたLazは、試合後のプレスカンファレンスで「OpTicが本当に上手くて、壁を感じました」と率直な思いを吐露している。
スコアから見ても、“世界”との差はまだ確かにある。しかし、大会を通して「いろいろな戦い方を体験できて、日本にいるときとは比べものにならないほどでした」と収穫も明かす。多様な戦い方に対策を立て、自分たちも適応して幅を広げる。世界の強豪と本気でぶつかり合い、大会期間で大きな成長を遂げた。
コーチを務めるXQQも「OpTic戦は(相手が)予想を上回ってきて勝利を逃したと思っている。今後、戦略的な幅を広げられるといいなと思っています」と語った。FPSの競技シーンで、特に日本勢はいわゆる“フィジカル”、撃ち合いの強さによる差を指摘されることも多かったが、勝利を収めた試合はもちろん、OpTic戦でも撃ち合いが決定的な敗因ではない。日本のタクティカルFPSシーンが着実に成長していることを示す内容でもあった。
「世界大会で日本のチームが善戦できて、ずっと弱いと言われていた日本リージョンが成長していると世界に見せられてよかった」とLaz。確かな手ごたえと誇りを胸に、再び国内での切磋琢磨から世界の頂点を目指していく。