月9&映画出演ラッシュの望月歩が「ソロモンの偽証」監督から教わった役作りノート
綾瀬はるか主演のフジテレビ系月9「元彼の遺言状」でイケメンホストを演じる望月歩は、神尾楓珠主演のNHK土曜ドラマ「17才の帝国」(5月放送)では若き官僚役、映画「妖怪シェアハウス―白馬の王子様じゃなかったん怪―」(6月17日公開)では、主演の小芝風花の相手役を務めるなど引っ張りだこだ。
月9「元彼の遺言状」でイケメンホスト役 出演作はめじろ押し
綾瀬はるか主演のフジテレビ系月9「元彼の遺言状」でイケメンホストを演じる望月歩は、神尾楓珠主演のNHK土曜ドラマ「17才の帝国」(5月放送)では若き官僚役、映画「妖怪シェアハウス―白馬の王子様じゃなかったん怪―」(6月17日公開)では、主演の小芝風花の相手役を務めるなど引っ張りだこだ。(取材・文=平辻哲也)
望月は宮部みゆきのベストセラーを前後編で映画化した「ソロモンの偽証」で、謎の転落死を遂げた中学生、柏木卓也役を怪演。話題となった。メガホンを取った成島出監督からは手取り足取り指導され、役作りに当たっては“ノートにその人物の年表や性格や特徴などを書くのがいい”とアドバイスを受けた。
「(役作りの)ノートは今でも書いていますね。ほかにいい方法があるのなら、やってみたいんですけども……。何もやらないと、不安にもなりますし、不安を紛らわせるために書いている部分もあるかもしれないです。たくさん書く時は10ページくらい、いくこともあります」
「元彼の遺言状」は敏腕弁護士・剣持麗子(綾瀬)の元彼・森川栄治(生田斗真)が残した「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言を受け、麗子が謎の依頼人・篠田敬太郎(大泉洋)と共謀して一獲千金を狙うミステリーだ。望月は第3話から登場するイメケンホスト、黒丑益也(くろうし・ますや)を演じる。
「今回は年表というほどガッチリとしたものは作らなかったんですけども、原作(新川帆立)も読むと、黒丑の過去が書かれた部分があったので、台本と比較しつつ、この部分は使えるなとか記録用に使った感じです」
ホスト役は初めて。黒丑は口八丁で生きるキャラクター。望月自身との共通点はあまりなさそうだが……。「自分の中のホスト的な部分で言えば、話を聞くのが好きですね。余裕があれば、1日ホスト体験というのもやってみたかったですね。それから、自分がホストをやっていても、別に変な年齢ではないんだと思って、びっくりしました。黒丑は、考えが浅いなりにも自分で行動していくんですが、この行動力の高さは似ているかも。(黒丑のように)平気でうそをつくところはないですけども、言い訳をするのが得意というのは、自分にもあるかもですね」と笑い。
望月自身、ミステリーは好きなジャンルの1つだという。「ミステリー作品って、見るのはカロリーが高い感じですよね。ちょっと考えないといけないから。『元彼の遺言状』にも、そういう部分はあるんですけれども、すごく見やすい部分はありますよね。ポップな場面もありますから」。