【RIZIN】武田光司「うつ状態だった」 元UFC戦士との大一番前に告白「重圧乗り越えたい」
元DEPPライト級王者・武田光司(BRAVE)が15日、17日に行われる「湘南美容クリニック presents RIZIN.35」(武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナ)の試合前インタビューに応じた。元UFCファイター相手と対決することへの重圧を赤裸々に明かした。
心機一転髪の毛の色は紫に
元DEPPライト級王者・武田光司(BRAVE)が15日、17日に行われる「湘南美容クリニック presents RIZIN.35」(武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナ)の試合前インタビューに応じた。元UFCファイター相手と対決することへの重圧を赤裸々に明かした。
レスリングエリートの武田は、元UFCファイターのスパイク・カーライル(米国)と戦う武田は髪を紫に変え会見に現れた。イメチェンの理由を問われると「4月は始まりの月。でも僕にとっては、RIZIN初参戦でダミアン・ブラウンにも負けた月でもあるから嫌な月です。なので心機一転変えました」と照れくさそうに笑う。
自身が渇望していた外国人選手。カーライルを「分析していると僕だったら『この展開でこうするな』っていうのを対戦相手もしている。僕をさらに特化させた選手だなと思っていますね」と分析する。
“特化させた選手”とはどういう意味なのか。「僕がさらに強くなった感じの相手という意味もある。トップ団体で試合をしてきたというキャリアの差はあると思うので、そういう意味で使いました」と説明した。
元UFCファイターと対峙(たいじ)するプレッシャーは大きかった。
「1か月半くらいうつ病だったんですよ。精神的に参ってしまっている部分がありましたね。今は状態も落ち着いています。いろいろプレッシャーとか考えることが多くなって、そこで変な風に参ってしまったのかと思いますね」と告白した。
この対戦は武田の原点を試す意味もある。「正直、プレッシャーを感じています。僕が格闘技を始めたきっかけっていうのはUFC。トップ団体の試合を見て、カッコいいなと憧れて始めました。憧れている部分、プレッシャーを感じる部分とそれを乗り越えたいなという気持ちですね」と決意をあらたにした。
格闘家人生の大一番に向け覚悟はできている。「カーライルにも穴はある。死闘、激闘、そんな感じの試合になると思います。今回の試合で終わってもいいぐらいの気持ちをかけています」と口調は熱を帯びていた。
4月は乗り越えなければいけない月――。17日、武田はリングの上で笑っているのか、試合が待ち遠しい。