舞台「呪術廻戦」の制作発表会が13日、都内で行われ、出演キャストが発表された。五条悟を演じる三浦涼介は、「この作品のファンの皆さまとともに、僕自身も『呪術廻戦』を愛し、この五条悟というキャラクターを精いっぱい愛を込めて演じてまいります」とあいさつした。

「呪術廻戦」は18年から「週刊少年ジャンプ」（集英社刊）で連載中の芥見下々による大人気漫画で、人間の負の感情から生まれる呪いと、それを呪術で祓（はら）う呪術師との闘いを描いた物語。シリーズ累計発行部数は6500万部（デジタル版含む／22年4月現在）を超えている。舞台化は今回が初めてで、脚本を喜安浩平が、演出を小林顕作がそれぞれ担当する。

　出演者には主人公・虎杖悠仁役の佐藤流司をはじめ、第一線で活躍する豪華俳優陣が名を連ねた。この日公開されたキービジュアルでもクールな表情を見せている五条役の三浦は「スタッフの熱をすごく感じた」と撮影を回顧した。

　さらに三浦は「僕はほとんど目が見えない状態だったので『どんな感じなんだろう？』と……」と、目が隠れている五条に扮（ふん）するキャストならではの悩みを吐露。撮影中の移動については「プロデューサーの方々やいろんな方々が手を取ってくれた」と明かし、「若干具合が悪くなりました」と苦笑い。それでも「まだ（衣装は）完全体じゃなかったと思う。本番どうなるのか楽しみ」と声を弾ませていた。

　舞台「呪術廻戦」は7月15日～31日まで東京・天王洲銀河劇場で、8月4日～14日まで大阪・メルパルクホール大阪で上演される。