新垣結衣、三谷幸喜からの“八重”感想に感激 引き込む演技に人生観を投影
NHK「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時)で、大河ドラマ初出演の新垣結衣が演じる八重が新局面を迎えた。劇中で主人公・北条義時(小栗旬)の妻になり、懐妊したことも判明したのだ。好演が光る新垣に、壮絶な人生を歩む八重に対する演技観、小栗と久々の共演について聞いた。
自己評価は「反省ばかりです」と話すが、好演が光る
NHK「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時)で、大河ドラマ初出演の新垣結衣が演じる八重が新局面を迎えた。劇中で主人公・北条義時(小栗旬)の妻になり、懐妊したことも判明したのだ。好演が光る新垣に、壮絶な人生を歩む八重に対する演技観、小栗と久々の共演について聞いた。
八重は義時(小栗)の初恋の人で幼なじみ。源頼朝(大泉洋)にも愛され、父・伊東祐親(浅野和之)ら家族を失っていく“悲運の女性”として描かれている。
小栗とはTBS系ドラマ「スマイル」以来、約13年ぶりの共演だ。小栗について「当時と役柄は全然違うのですが、印象は変わりませんでした。周りを見て気にかけてくださる。ありがたかったですし、役者として演技で向き合えたことも光栄」と話す。
登場人物の男性陣に、人生を翻弄(ほんろう)される八重。生き方に最も影響を受けた存在を聞かれると、「義時と出会ったことです。ずっとそばにいてくれたことで、この物語の中の八重の人生としては、幸せな時間を過ごせていると思います」。一方で、視聴者の感想に触れる中で、意外なことに気付いたという。「八重の性格はお父さんと似ている、頑固さが似ていると言われます。撮影の時はそこまで意識していませんでしたが、オンエアが始まって皆さんの感想を見て、共感しました。頑固さは、言い方を変えると意志が強いということだと思います。自分の思いに忠実に行動できる。行動してしまうと言うべきかもしれませんが、そこは八重のいいところだと思います」。
劇中で八重は、義時が寄せる好意を何度も断ってきた。小栗演じる義時の魅力は「真っすぐさだと思います。八重が振り向いてくれなくても、そっけなくしても、見返りを求めることなく、思いを尽くしてくれる真っすぐさが魅力。八重は、そこに心を開いて受け止めたのだと思います」とのことだ。