栗山千明 女刑事“閻魔さま”との共通点は「曲がったことが大嫌い」

女優・栗山千明が主演するBSテレ東の新ドラマ「サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻Season2」が4月11日、午後9時より放送される。栗山が演じるのは「閻魔さま」と呼ばれるスゴ腕女刑事・楯岡絵麻。反響を呼んだSeason1に比べ、続編は内容のボリュームアップはもちろん、キャストやゲストも実力派が揃った。心境新に収録に臨んでいる栗山のドラマにかける意気込みを聞いた。3月7日午後9時からは「サイレント・ヴォイス」特別篇も放送される。

栗山千明【写真:山口比佐夫】
栗山千明【写真:山口比佐夫】

BSテレ東「サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻Season2」

 女優・栗山千明が主演するBSテレ東の新ドラマ「サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻Season2」が4月11日、午後9時より放送される。栗山が演じるのは「閻魔さま」と呼ばれるスゴ腕女刑事・楯岡絵麻。反響を呼んだSeason1に比べ、続編は内容のボリュームアップはもちろん、キャストやゲストも実力派が揃った。心境新に収録に臨んでいる栗山のドラマにかける意気込みを聞いた。3月7日午後9時からは「サイレント・ヴォイス」特別篇も放送される。

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ーー続編が決まりました。

「今はよかったな、と思います。最初に聞いた時は正直、前回はすごく大変だったというのがあって、またその大変なことに立ち向かわなければいけないのかっていう不安があったんですけど、前回と同じようなスタッフさんに囲まれての撮影で中盤までこれたので、あとは乗り切るだけっていうところにきた。純粋に続編を待ってくれている人がいることのうれしさがを今は感じられるようになりました。最初は本当に『えっ、最後までできるかな……』っていう不安が大きかったです」

ーー栗山さんは刑事役の印象が強いです。

「刑事役が多いですよね。今までも演じてきていますし、役の中で一番回数が多いので。でも、今回は行動心理学の取調官ということで今までの刑事、『足で証拠集めて』っていうタイプではないので、心理を読みつつ自白させるっていう取調官なので、今までとは全然違いますね」

ーー役作りにおいて勉強はされましたか。

「原作を読んだり、たまたまなんですけど、メンタリストのDaiGoさんの動画が(ネットに)あがっているじゃないですか。それを見て、知識的な勉強をしていました。前シリーズの時、宣伝でDaiGoさんに来ていただいて実際にお会いする機会あったですけど、その前にDaiGoさんの動画を見て自分なりに勉強をしていましたね」

ーー楯岡絵麻を演じてご自身との共通点やはまり役と思うところはありますか。

「いや、頭がよ過ぎますね、楯岡絵麻は(笑い)。知識もそうですし、いろんな容疑者に対して、ちゃんと会話ができる。職種が違う方だったり、いろんな人とキャバクラトークといわれるようなやり取りでも打ち解けられる、入り込めるのですごいなと思います。全然自分と共通点もなかなかないですし、はまり役と言っていただけたら光栄です、ぐらいな感じです」

ーーシーズン2でどんなパワーアップした姿を見せたいですか。

「意図的にパワーアップしていることはないかなと思うんですけど、いろんなゲストの方との競演を経て、私自身も経験を積んでいっている。取調べのことだったり、知識も経験も得てどんどん撮影できているので、それは自然とパワーアップできているんじゃないかと思います」

ーー楯岡絵麻は「閻魔さま」とも呼ばれています。栗山さんに通じるところは?

「曲がったことが大嫌いというところかな。言いたくなっちゃうんですよ。しれっとウソついている人に対して、『ウソだよね、それ?』って言いたくなっちゃう。相手との関係性とかにもよりますけど、『さっき言ってたことと違うよね?』とか言っちゃいます。『なんでそこウソつくの。ウソつかなきゃいいじゃん』って」

ーー容疑者は「ウソ」をついてきます。栗山さんにとって、今までつかれた印象に残るウソは。

「いっぱいあると思います。笑い話なんですけど、小さい時から親に『ウチはお金ない、ウチはお金ない』って言われて、ちょっと貧乏性ぽく育ってしまったんです。大人になってあまりに貧乏性な私を母が心配して、『いや、すごい大げさに言ってただけだから。そんな、パンの耳しか買えないとかじゃなかったからね!』みたいに言われるんですけど、ずっと言われ続けたので『ない』と思い込んでいるふうに育ってしまった。そのウソが今の私を作ってしまっているなと思います(笑い)。貧乏性な私……」

ーー逆に栗山さんがウソつくことはありますか?

「つかないですね。ついたとしても、『昨日何杯飲んだ?』って言われて、本当は5~6杯飲んだのに、3~4杯って言うくらいのウソです。そのぐらいのウソだと思ってください」

ーー特番の見どころとシーズン2の魅力を教えてください。

「スペシャルでは絵麻の過去が垣間見れるということで、シーズン1から見ていただいている方がより楽しめる内容になっていると思います。昔の絵麻は風貌も違いますし、見てて新鮮な気持ちになってもらえるんじゃないかと思います。シーズン2に関しては『帰ってきた!』と思ってくださるんじゃないかなと。大きくは変わっていないのですが、前回に引き続いて、レギュラーメンバーである私たちの中にゲストの方が嵐を巻き起こしに来てくださるみたいな形は変わらず、その回その回が似た回がないような出来上がりになっていると思います」

ーー楯岡絵麻は派手な衣装だったり刑事っぽくない設定が魅力です。栗山さんも印象と違う一面はありますか?

「昔は怖い役というか、キレキャラみたいなのが多かったせいか、怖く思われがちだったですね。今でもそう思っている方がいるとすれば、そうでもないよと言いたいですね(笑い)」

ーー女優のキャリアの中で本作はどんな意味を持ちそうですか。

「ヒロインという形ではシリーズ化した作品はあるけど、主演でシリーズ化されたのは初めてなんですよね。そういう意味では、誇らしい作品です。あとは結構なセリフ量だったり、大変な現場ではあるんですけど、それを乗り越えたというメンタル的な強さを作ってくれる作品でもあるなと思います」

ーー2020年の目標を教えてください。

「健康第一です。あとは今回のドラマもそうですけど、チャレンジしなければいけないことがいっぱいあるんですよ。そういうのに追われてしまっているので、身近なことで言うと、インドアでおうちの中にいるのが好きなので、おうちの中の環境を変えたりしてリフレッシュしたいですね」

ーー最後に放送を待っている視聴者にメッセージをお願いします。

「シーズン2になるということは、楽しみにしてくださる方がいるということだと思いますのでうれしく思っています。シーズン2も撮影最後まで頑張りますので、楽しみにしてください!」

【1話あらすじ】行動心理学で嘘を見抜く女刑事・楯岡絵麻(栗山千明)が取り調べるのは、数々の事件を解決してきたエリート捜査官・宮出耕史(筧利夫)。宮出が捜査の中で強盗殺人犯を正当防衛で射殺した件で事情を聞くと、嘘をついていることが分かる。警察全体が宮出に同情的な中、絵麻だけは事件に裏があると睨む。警察の動きを熟知する警察官である被疑者は絵麻をも巻こうと工作。そこで絵麻はある仕掛けで対峙する。すると驚きの真相が暴かれる!

【番組名・放送日時】BSテレ東 開局 20 周年特別企画「サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻 Season2」
 2020年4月11日(土)スタート 毎週土曜夜午後9時~午後9時55分
【放送局】 BSテレ東/BSテレ東4K
【出演】 栗山千明、馬場 徹、野村修一、椎名香奈江、宇梶剛士
【原作】 佐藤青南 「行動心理捜査官・楯岡絵麻シリーズ」(宝島社『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ)
【脚本】 ブラジリィー・アン・山田/大浦光太/本田隆朗
【プロデューサー】 森田昇(BSテレ東)/岩田祐二(共同テレビ)/山内大典(共同テレビ)
【制作】 BSテレ東/共同テレビ
【制作著作】 「サイレント・ヴォイス」製作委員会 2020

◆衣装クレジット:KOH’S LICK CURRO/STELLAR HOLLYWOOD

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