1000万回超再生の“卒業ムービー”が話題に 大学浪人も決断、18歳女優の夢は「経営者」
芸能界は日々、新たな才能を探している。スカウト、オーディション、紹介。事務所と契約しても、売れっ子になれるのはわずかだが、輝き始めた原石はいる。3月9日からYouTubeで公開され、再生回数1178万回のdocomoスペシャルムービー「#卒業生100万人の答辞」で主演した豊島心桜(とよしま・こころ=18)もその1人だ。新潟県にいた少女だったが、芸能事務所アービングが「足」で探したスター候補。その素顔に迫った。
docomoスペシャルムービー「#卒業生100万人の答辞」が話題に
芸能界は日々、新たな才能を探している。スカウト、オーディション、紹介。事務所と契約しても、売れっ子になれるのはわずかだが、輝き始めた原石はいる。3月9日からYouTubeで公開され、再生回数1178万回のdocomoスペシャルムービー「#卒業生100万人の答辞」で主演した豊島心桜(とよしま・こころ=18)もその1人だ。新潟県にいた少女だったが、芸能事務所アービングが「足」で探したスター候補。その素顔に迫った。(取材・文=柳田通斉)
「#卒業生100万人の答辞」は、卒業式と高校生活の思い出を描いている。壇上に立って答辞を読む主人公が豊島だ。コロナ禍を過ごした生徒たちを代表し、紡ぐ言葉が胸を打つ。
「順調だった学校生活は『プツン』と、いきなり中断しました。先も見えない、仲間とも会えない……恐怖と闘う日々が始まったのです。アルバムはマスク顔の写真ばかり。消えた試合、消えた文化祭、消えた修学旅行……青春とは密そのものだったのです。かつての日常が、どれだけ幸せで貴重なことだったのか、私たちは知ることができました」
豊島は涙声で答辞を読み切り、最後は「私たちは誓います。この時代をたくましく乗り越え、遠く、遥か遠く羽ばたいていくことを」と前を向いた。この4分41分に及ぶ作品は、1178万再生(4月1日時点)を記録。コメント欄には「色々な思い出が蘇ってきて涙が止まりませんでした。私も明後日、卒業式で答辞を読みます」「スキップできなかったCMは初めてで、しっかりと泣きました」など、感謝のコメントが相次いだ。
撮影は1月初旬。豊島は初対面の同世代キャストたちと4日間にわたって、数々のシーンも演じた。
「3年間分の思い出映像を撮りました。花火、カラオケ、ボウリング……。初対面の人たちばかりでしたが、すぐに仲良くなって演じることができました。答辞のシーンでは、自然と涙が出ました。これだけの大きな役をやらせていただき、本当にうれしかったです」