芸能リポーター卒業の井上公造氏、今後のキャリアは裏方が軸「人と人とをつなぐコネクターに」
元芸能リポーターの井上公造氏(65)が1日、ENCOUNTの取材に応じた。昨年12月、「来年の3月末で芸能リポーターを卒業します」と発表し、前日3月31日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜、午後1時55分)で最後のテレビ出演を終えた。
卒表から一夜、ENCOUNTの取材に応じる
元芸能リポーターの井上公造氏(65)が1日、ENCOUNTの取材に応じた。昨年12月、「来年の3月末で芸能リポーターを卒業します」と発表し、前日3月31日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜、午後1時55分)で最後のテレビ出演を終えた。(取材・文=柳田通斉)
一夜明けて午前11時頃に帰京したといい、井上氏は「やり切った感があります。9本あった全てのレギュラー番組で、最後の出演日に特集をしていただきましたし、ミヤネ屋さんでは1時間もいただいた。本当にありがたい限りです」と振り返った。
今後については、芸能取材もしないことから、関連する番組出演については「よほどのことがない限り、特番でもないです」と明言。その上で「好きなゴルフやハワイに関することで、機会があれば出ることも」と話し、その第1弾も明かした。YouTubeで明日2日配信の「チェリーゴルフチャンネル」だ。西日本に16のゴルフ場を展開する株式会社チェリーゴルフマネジメント(南野剛之社長)が運営するチャンネルで、井上氏は番組の進行役で登場。熊本県天草市のザ・マスターズ天草Cを舞台に女子プロゴルファー藤田さいきと地元シニアの対決を紹介する。
「藤田プロとは10年来、親しくさせていただいています。チェリーゴルフチャンネルの配信はこれで2回目ですが、既に20本以上は撮っていまして、今後も月1ペースで撮っていきます。決まっている画面に出る仕事はこれだけです」
もっとも、井上氏は今後のキャリアを「出役」ではなく、「裏方」を軸にするつもりだ。これまで芸能界に限らず、政財界、スポーツ界でも多くの人脈を築いたことから、「人と人とをつなぐコネクターになれたら」との構想を持っている。
「例えば地方の方々では、有名人を呼びたくても『手が届かない』とあきらめてしまいがちですが、企画次第ということもあるので、そういうサポートもできたらと思っています。テレビ局、スポンサーと芸能界をつないで、地方発でスターをつくることも考えています」
まだ65歳。多忙で体調を崩した時期もあったが、現在の健康状態は良好で、「元気なうちに卒業はできたので、今後は自分のペースをつくりながら、全国、海外へと動いていきたいです」と話している。
井上氏の妻が社長を務める株式会社KOZOクリエイターズには、今後も駒井千佳子、長谷川まさ子ら芸能リポーターが所属。井上氏は「私はもう一つ別にあるIT関連会社の所属になりますが、2つの会社をしっかりと経営してくれている妻にあらためて感謝しています」と実感を込めた。
□井上公造(いのうえ・こうぞう)1956年12月30日、福岡市生まれ。西南学院大商学部を卒業後、フリーライター、竹書房編集長などを経て、サンケイ新聞社に入社。サンケイスポーツ文化社会部記者として、事件・芸能取材を担当する。86年、梨元勝氏の「オフィス梨元」に入り、芸能リポーターに転身。テレビ朝日系「モーニングショー」などにレギュラー出演し、その後、フリーとして活動。98年には、夫人と「有限会社メディアボックス」(現在「株式会社KOZOクリエイターズ」)を設立。1メートル76センチ。血液型B。
【井上氏が3月まで出演していたレギュラー番組】
・「スッキリ」(日本テレビ)
・「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)
・「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)
・「今田耕司のネタバレMTG」(読売テレビ)
・「おはよう朝日です」(朝日放送テレビ)
・「キャスト」(朝日放送テレビ)
・「マルコポロリ!」(関西テレビ)
・「キャッチ!」(中京テレビ)
・「アサデス。KBC」(九州朝日放送)