リングでは見られない表情で楽しむレスラーたち 意外なサンリオマニアとは?
ホームリングのZERO1始めノアなど多くの団体で大暴れしている「弾丸戦士」田中将斗。ベテラン勢の活躍が目立つ昨今のマット界の中でも、49歳にしてそのコンディションは見事なまでに仕上がり、日焼けマシーンで焼き上げた肉体は、黒々と輝いている。
毎週金曜日午後8時更新「柴田惣一のプロレスワンダーランド」【連載vol.88】
ホームリングのZERO1始めノアなど多くの団体で大暴れしている「弾丸戦士」田中将斗。ベテラン勢の活躍が目立つ昨今のマット界の中でも、49歳にしてそのコンディションは見事なまでに仕上がり、日焼けマシーンで焼き上げた肉体は、黒々と輝いている。
高校、社会人とラグビーで活躍し1993年にFMWに入門。ハードコアスタイルも得意とし、米ECW世界ヘビー級王座に君臨するなど、世界にその名を轟かせた。
日本でも新日本プロレスのIWGPインターコンチネンタル王座、初代NEVER無差別級王座など、他団体のベルトをいくつも獲得。得意技のスライディングD(弾丸エルボー)の破壊力は凄まじい限りだ。
リング上の田中からは想像もつかないが、実は子煩悩。男女の双子「弾丸ツインズ」の父であり、子どもの話になると、いかつい顔から笑みがこぼれ落ちてしまう。
「そろそろ大丈夫かな」と田中がそわそわしているのが、サンリオの展示会。コロナ禍前には2月と9月、年に2回、開催されていたキャラクター大集合のイベントで、多くのレスラーが楽しんでいるのだ。
棚橋弘至、内藤哲也、矢野通ら新日勢、ジェイク・リーら全日本プロレス戦士、潮崎豪、清宮海斗、宮脇純太、征矢学らノア軍団、DDTの高木三四郎、HARASHIMA、大日本プロレスの関本大介、岡林裕二、現在はGLEATの河上隆一、カズ・ハヤシ、ランズエンドの崔領二、デスマッチ戦士・666の宮本裕向、フリーのUTAMAROらは元より、藤波辰爾、初代タイガーマスクの佐山聡、アレクサンダー大塚、西村修などレジェンドたちも、童心に戻って、キャラクターたちとの触れ合いを楽しみ、さまざまな企業とのコラボ・グッズに目を輝かせていた。
黒い軍団TOTAL ECLIPSEを結成する前のジェイクが訪れた際には、女性社員が二度見するなど、イケメンぶりが際立っていた。ちなみに当時の好きなキャラクターは「けろけろけろっぴ」だった。
遠目からでもパッと華やかな雰囲気の潮崎は、会場内で目立つ。清宮は「いいですね! かわいいですね」とニコニコ。卵や鮭の切り身の食品キャラクターはあるが「トマトのキャラクターはないのかな」と、トマト好きな清宮は新キャラクターを熱望していた。