つんく♂、アフターコロナに“必要な能力”を力説 15年声帯摘出後に気づいたことも
エンターテインメントプロデューサーのつんく♂が30日、都内で行われた「PRODUCERS 2022 -これからの時代に必要な『PRODUCE力』とは?-」に登壇し、「これからに必要なプロデュース力」についてトークセッションを行った。
声帯摘出後に気付いた「言いたいことをまとめる力」の必要性
エンターテインメントプロデューサーのつんく♂が30日、都内で行われた「PRODUCERS 2022 -これからの時代に必要な『PRODUCE力』とは?-」に登壇し、「これからに必要なプロデュース力」についてトークセッションを行った。
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イベントに登壇したつんく♂は、PCからチャット機能を使ってトークに参加。「プロデューサーとはいったい何か」というトークテーマには、「日本と海外でプロデューサーという考え方が少し違うかな」としながらも、「クリエーター、演出家、広報宣伝、お金集めのような役割があって、クリエイトはしないけど、売りに徹するというような人もいる」と分析。
さらに、「僕の場合はクリエーター中心の演出家でもありながら、広報担当でもあったように思います。僕に足りない部分でいえば、お金集めやお金もうけの部分だと思います。お金もうけめっちゃ下手でした」と自虐を交えながら自身の考えるプロデューサー像について語った。
アフターコロナで必要な能力について問われると、「適応能力」「人生でまとめると、楽しめるやつが勝つ」と持論を展開。さらに「※声を失って確信した点」として、「言いたいことをまとめる力」が必要だと力説した。
「声を普通に使っていたころは、実証できないような考えも口八丁手八丁で強引に納得させることもできたし、リズミカルなトークでその場を納得させるようなこともできたが、声を失って、それができなくなった」と言うつんく♂。「できれば言いたいこと、伝えたいことは前もってテキスト化しておくことをおすすめします」とし、「愛の告白も同じ。行き当たりばったりでなんとかなるとは考えない方がいい」と説明。つんく♂の言葉に、客席はくぎ付けになっていた。