【妻、小学生になる。】最終回も“万理華”毎田暖乃に期待 2年間のオーディションで発掘の逸材
TBS系ドラマ「妻、小学生になる。」(毎週金曜、午後10時)の最終回が25日に放送される。堤真一主演の同作は、芳文社「週刊漫画TIMES」に連載中の村田椰融(むらた・やゆう)による同名漫画で、10年前に愛する妻を失い生きる意味を失った夫とその娘が、思わぬ形で妻(母)と奇跡の再会をする物語。
「出会えたことに奇跡を感じています」とプロデューサー
TBS系ドラマ「妻、小学生になる。」(毎週金曜、午後10時)の最終回が25日に放送される。堤真一主演の同作は、芳文社「週刊漫画TIMES」に連載中の村田椰融(むらた・やゆう)による同名漫画で、10年前に愛する妻を失い生きる意味を失った夫とその娘が、思わぬ形で妻(母)と奇跡の再会をする物語。
18日に放送された第9話では、妻・貴恵(石田ゆり子)が「生まれ変わった」と万理華(毎田暖乃)の体を借りて戻ってきた奇跡を経た圭介(堤)と麻衣(蒔田彩珠)が、これからは貴恵がくれたものを見て、前を向いて歩いていこうと決める。
一方、成仏することを決めた貴恵だったが、一向にお迎えがこない。千嘉(吉田羊)とともに新たな生活を送り始めた万理華は貴恵のもとに向かい、「本当にさよならしてもいいの?」と問いかける。「もう一度でいいから家族に会いたい」と言う貴恵に万理華が触れると、2人の体が光り出し……。
いよいよ最終回を迎える、ファンタジーホームドラマ。圭介と麻衣、そして貴恵の家族再生の物語に欠かせないのが、万理華を演じた毎田の存在だろう。2011年9月25日生まれで、10歳の毎田。ドラマファンに強烈なインパクトを残したのは、20年後期に放送されたNHK連続テレビ小説「おちょやん」だろう。ヒロイン・千代の幼少期を約500人のオーディション参加者の中から射止めて話題に。朝ドラ史上最低とも言われる父・テルヲ(トータス松本)に対し、河内弁でまくしたてる幼少期の千代を演じたかと思ったら、物語の終盤では春子役で再登場し、その演じ分けが絶賛されていた。
同作のプロデューサー・中井芳彦氏は、キャスト発表時に「小学生に生まれ変わった妻役をお願いする方を探すために約2年間たくさんの方に会い、オーディションに参加していただきました」と長期間にわたる選考を行ったことを明かしており、「オーディションの最終日に毎田暖乃さんに出会い、スタッフ一同この方しかいないと思いました。出会えたことに奇跡を感じています」と放送開始前から並々ならぬ期待を寄せていた。
貴恵と万理華がクロスオーバーする演出もあり、回を追うごとに「まるで石田ゆり子」「石田ゆり子にしか見えない」と視聴者をうならせてきた毎田。19年後期に放送されたNHK連続テレビ小説「スカーレット」で照子(大島優子)の長女・雪子役を演じてデビューし、作品に出演するたびに鮮烈な印象を残してきただけに、最終回ではどんな演技を見せるのか、注目が集まりそうだ。