【RIZIN】山本空良の父・喧一会長が「UWF継承マッチ」の舞台裏激白「(骨が)パキッと」
「湘南美容クリニック presents RIZIN.34」(20日、丸善インテックアリーナ大阪)から2日が経過した。今回は萩原恭平VS弥益ドミネーター聡志と皇治VS梅野源治の2試合を軸に全16試合が行われたが、第14試合では元DEEPフェザー級王者&“Uの末裔”中村大介VS山本空良による「UWF継承マッチ」が行われ、山本が中村に判定勝ちを果たした。今回は山本の師匠であり父でもある喧一POD会長を直撃し、激闘の裏側を聞いた。
選手入場式の高揚感
「湘南美容クリニック presents RIZIN.34」(20日、丸善インテックアリーナ大阪)から2日が経過した。今回は萩原恭平VS弥益ドミネーター聡志と皇治VS梅野源治の2試合を軸に全16試合が行われたが、第14試合では元DEEPフェザー級王者&“Uの末裔”中村大介VS山本空良による「UWF継承マッチ」が行われ、山本が中村に判定勝ちを果たした。今回は山本の師匠であり父でもある喧一POD会長を直撃し、激闘の裏側を聞いた。(取材・文=“Show”大谷泰顕)
――会長、中村大介戦の勝利おめでとうございます。
「なんとか勝てました」
――今回、いつもと違う点はありましたか?
「やっぱりRIZINのナンバーシリーズですから選手入場式があったり、TRRIGERよりさらにショーアップされてますし、あとはなんと言っても高田延彦キャプテンがいるじゃないですか」
――会長の師匠でもありますしね。
「ええ。そこまで来れた、という喜びが結構、大きかったですね」
――それ以外は普段通りでしたかね?
「基本的には普段通りでしたね。ただ、前もって『今回、入場式があって、さらにショーアップされているから緊張するぞ』って。でも、やっぱり緊張していましたね。堅かったです。僕も経験があるんですけど、入場式って高揚感が違うんですよ。あそこで武者震いするくらい、ワクワクドキドキするんですよね。僕も入場式は(UWFインターナショナルで)経験があるんですけど、PRIDE時代の入場式はすさまじかった記憶があるんですよ。あれを21歳の息子が経験したら、まあ、地に足が浮いているような変な感じになるんじゃないかっていう心配はありました」
――いざ、リングに上がって、5分3Rをどう思いながら見ていたんでしょう?
「中村選手は経験豊富なので、プレッシャーのかけ方がうまいですよね。だからどうしてもそれに飲まれてしまうところが出てきちゃって。本人は練習通りにやっているつもりなんだけど、力んじゃっているから距離感を間違えて、自爆しているところもありましたね。ただ、スタミナには自信があるので、多少大振りになったり固くなったり、失敗してもリカバリーは可能だと思っていました」
――中村選手のノーガード戦法に関しては?
「僕は中村選手がウチの息子の打撃に警戒したことによって、間合いに入ってこれなくて。逆にノーガードでプレッシャーをかけて、ウチの息子の経験不足なところを攻めた感じですね。僕は分かるんですよ、あのときの中村選手の心境が。でも息子にはその状況が異様だったと思いますね」