【RIZIN】高田延彦「めったに見られない光景」 中村大介と山本空良の“U対決”に感慨

“Uの末裔”41歳の中村大介(夕月堂本舗)が、父にかつてUWFインターナショナルに所属した山本喧一を持つ、21歳の山本空良(パワーオブドリーム)と対戦。年の差20歳の異色対決は、山本が2-1の判定で勝利した。

判定勝利を収めた山本空良【写真:(C)RIZIN FF】
判定勝利を収めた山本空良【写真:(C)RIZIN FF】

「湘南美容クリニック presents RIZIN.34」第14試合

格闘技イベント「湘南美容クリニック presents RIZIN.34」(2022年3月20日、丸善インテックアリーナ大阪)第14試合RIZIN MMAルール(68キロ、5分×3R)

“Uの末裔”41歳の中村大介(夕月堂本舗)が、父にかつてUWFインターナショナルに所属した山本喧一を持つ、21歳の山本空良(パワーオブドリーム)と対戦。年の差20歳の異色対決は、山本が2-1の判定で勝利した。

“Uの末裔”と“Uの子孫”の対決にゲスト解説のキャプテン高田延彦氏も「こんな戦いがあるんだね」と嬉しそうだ。

 黒タイツにハチマキといういつもの姿で入場する中村。1Rではキックが山本の股間付近に入るローブローとなり、思わず「ごめんごめん」と両手を合わせて謝るシーンも。スタンドの展開が続いたが、4分過ぎに中村が得意のグラウンドの展開に持ち込む。

 2Rは先に上になったのは山本。しかし中村がすぐに腕を取りに行く。グラップラー同士の見ごたえのある攻防が展開された。中村の攻めをかわした山本のディフェンスに、高田氏からも「おーうまいねぇ~。さすが北のグラップラー」と思わず感嘆の声がもれた。

 圧力をかけ続けるのは中村。ノーガードでじわじわと距離をつめる。山本はやりにくそう。3Rもグラウンドでの攻防が続き、終了のゴングがなった。

 高田氏は「めったに見られない光景。この空気感はあまり味わえないな。UWFを知らない若い世代には伝わらないかもしれないな」とコメント。さらに「いいもの見せてもらったな~」と最後まで感慨深い様子だ。

 判定の結果、2-1で山本の手が上がった。

 山本は「今回の試合、勝ったきはしていない。またやりたいです。今日みたいな試合は絶対しない。もっと強くなります。誰よりも絶対強くなるので、応援よろしくお願いします」とマイクを握った。

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