テレビ朝日系土曜ナイトドラマ「もしも、イケメンだけの高校があったら」（毎週土曜、午後11時）の最終話が19日に放送された。同作は秋元康が手掛けるオリジナルコメディー作品で、細田佳央太がドラマ初主演を務める「イケメン」だらけの学園ドラマ。

　ついに選抜イケメン大会最終選抜メンバー決定の日を迎える。池田龍馬（細田佳央太）は他の候補メンターたちと発表の時を待つ。柳（宮世琉弥）と龍馬に告白された桜井カンナ（遠藤さくら）は、ついにある決断を下す。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　校長の海老名（秋山菜津子）から告げられた選抜メンバー5人は、若林（藤原大祐）や神宮（水沢林太郎）、一ノ瀬（内藤秀一郎）、宇治原（藤枝喜輝）、柳の5人。しかし、若林は龍馬が選抜メンバーに選ばれないのであれば、自分は辞退すると言い始める。神宮たち他のメンバーも、龍馬に救われたことを理由に、「龍馬が選ばれるべきだ」と続々と口にする。

　龍馬は「みんな格好よすぎるよ。中身もイケメンなんだから」「僕の分も頑張ってきて」と涙ながらに仲間たちにエールを送る。海老名校長は龍馬の功績を認め「ありがとう」と感謝し、あらためて選抜メンバーが若林、神宮、一ノ瀬、宇治原、柳の5人に決定したことを宣言する。

　柳と龍馬から「イケセン選抜メンバーに選ばれたら付き合ってほしい」と告白されていたカンナは、結果発表を受け柳のもとへ。カンナは柳に「私の大切な幼なじみ」「同じ気持ちにはなれない」と話し、告白を断る。「やっと自分の気持ちに気づいたんだ」と言うカンナの言葉を受け止めた柳は、「行けよ。会わなきゃいけないやつがいるんだろ」とカンナの背中を押す。

　龍馬のもとに駆け付けたカンナは「池田くんが言ってくれたことを考えたんだ」と切り出す。「僕は選抜メンバーに選ばれなかったから」と浮かない表情を浮かべる龍馬に、カンナは「池田くんのことが好き」とついに告白！　驚く龍馬に、カンナは「もう、何度も言わせないで」と拗ねながらも「池田くんのことが好きって言ったの」と再び告白。龍馬は「僕なんて全然格好よくないし、イケメンじゃない」と謙遜するが、カンナは「そんなところが全部面白くて好き」とはにかみ、「私にとっては一番のイケメンだよ」とほほ笑みかける。

　選抜メンバーには選ばれなかったものの、仲間たちから認められ、最後はカンナと両思いになった龍馬。カンナの“2度聞き禁止”告白シーンに視聴者からは「苗字が池田だったら死んでたかも」「どうやったら苗字を池田に変えられるか考えておく」「全国の池田くんと龍馬くんがうらやましい」「明日早朝から仕事なのにこの後寝れるかな」と、龍馬へのせん望のコメントが続々。さらに、ラストシーンが龍馬とカンナの初々しい握手で結ばれたことで「握手会まだですか？」と禁断症状に似た嘆願を寄せるファンも。

　最初はそれぞれ問題を抱えていたライバル同士だったイケセン候補者たちも結束し、物語はハッピーエンドを迎えた「もしイケ」。エンタメシーンの最先端を彩る美麗な若手俳優たちと、「乃木坂46」の遠藤、「＝LOVE」の齊藤なぎさなど美少女たちの競演に、ファンたちは大満足したようだった。