トラウデン直美、戦争の残酷な現状に迫ったドキュメンタリーに感心「考えるきっかけ」
モデルでタレントのトラウデン直美が18日、都内で行われた「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」キックオフイベントに、オンラインで参加した須賀川拓監督とともに出席した。
ドキュメンタリーについて「これまで見てきたものはすごく鮮明に覚えている」
モデルでタレントのトラウデン直美が18日、都内で行われた「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」キックオフイベントに、オンラインで参加した須賀川拓監督とともに出席した。
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TBSの新たなブランド「TBS DOCS」のメインイベントとして、18日~24日にヒューマントラストシネマ渋谷にて開催される「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」の女性アンバサダーに就任したトラウデンは「ドキュメンタリーは今まで頻繁に見ていたわけではなかったんですけど、これまで見てきたものはすごく鮮明に覚えているくらい、ドキュメンタリーはインパクトの強いものと感じているので、これを機に私もたくさんドキュメンタリーを見たいなと思います」とあいさつ。
須賀川監督がメガホンをとった「戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実」を見たそうで、感想を求められると「言葉にするのは難しいですよね。今の世の中の状況を考えてもすごく複雑な思いがありました」と吐露し、明日が不安でも、家族を失っても、それでも生きていかないといけないという戦地の状況に「映画を見て状況を理解することができても、その気持ちを完全に心に浮かべることは無理なんだろうなって感じました。現地に行かないと分からない緊迫感、緊張感、空気感もあるんだろうなって思うので、ドキュメンタリーはそういったことを考えるきっかけになるんだろうなって思いますね。“戦争の狂気”は私の中にもズシっと思いインパクトを残しました」としみじみと語った。
同イベントでは、ウクライナのオデッサにいる須賀川監督もオンラインで参加。トラウデンから現地の様子を尋ねられた須賀川監督は「街の様子は実は至って平常運転で、みなさんそんなに緊迫感はないですね」と明かし、「私の後ろには土のうが積まれているんですけど、ほとんどの戦争は銃弾が放たれる直前、ミサイルが撃ち込まれる直前まで普通の生活をされていて、その場所が戦場と化すときは0か100なんです」と説明した。
また、トラウデンから戦地で取材を続ける理由を問われた須賀川監督は「銃弾などが飛び交っているところで激しい映像を撮りたいというわけではなくて、戦争って始まったときはメディアに注目されるんですが、だんだん世の中の興味が失われていって、戦争って実は終わってからが地獄で、“停戦です”ってなった瞬間に“よかったね”って次の話題に移ってしまう。でもそこから先が地獄で、それをちゃんと伝え続けていくことで、彼らへの支援がつながってほしいなという思いで取材しています」と熱い想いを語った。