【RIZIN】「ベルトが似合うのは朝倉未来。いつかその強さを…」“Uの子孫”山本空良が激白
「湘南美容クリニック presents RIZIN.34」(3月20日、丸善インテックアリーナ大阪)にて行われる中村大介VS山本空良。“Uの末裔”と呼ばれる中村に対し、山本は、かつてUWFインターナショナルに所属した山本喧一(現POD会長)の次男。つまり中村VS山本は“UWF継承マッチ”になる。今回は中村戦とその後の構想を聞こうと“Uの子孫”山本空良(Fighting NEXUSフェザー級王者)を直撃。描いている青写真を聞いた。
父の幼少期と違ってケンカは一切しない
「湘南美容クリニック presents RIZIN.34」(3月20日、丸善インテックアリーナ大阪)にて行われる中村大介VS山本空良。“Uの末裔”と呼ばれる中村に対し、山本は、かつてUWFインターナショナルに所属した山本喧一(現POD会長)の次男。つまり中村VS山本は“UWF継承マッチ”になる。今回は中村戦とその後の構想を聞こうと“Uの子孫”山本空良(Fighting NEXUSフェザー級王者)を直撃。描いている青写真を聞いた。(取材・文=“Show”大谷泰顕)
「いつも言っているんですけど、アグレッシブに動いて、1Rで一本かKOを狙っていきます。たぶんみんなは、格上の中村選手が勝つって予想だと思うんですけど、それをひっくり返すのはいつも若い選手たちだと思うので、今回はそれを実現してやろうかなって思っています」
目前にせまった中村戦への意気込みを、山本はそう答えた。現在13戦して9勝4敗の山本。デビューしたのは高校3年生の時だった。
「その時はプロになってお金をいただくっていうのは重たいことだなあと思って、そこから練習とかも自分に厳しくするようになりました」
具体的に山本がプロとして生きていこうと覚悟を決めたのは、高校3年生の1月。卒業を2か月後に控えた山本は「格闘技一本で生きていこう」と決めた。
「それまでは大学とか専門学校に行こうかとか、なあなあな気持ちで考えてたんですけど、会長からは『どうなるにせよ格闘技は続けろ』と言われていて。だったら中途半端は嫌だから、格闘技一本で行きたいと思って格闘技の道を選んで。大学に行かないと思った瞬間に、高校も辞めようと思って母親に話したら、さすがに止められました」と笑った。
しかたがなく山本は卒業だけはしようと思ったが、「それでも2月、3月はほぼ学校に行かず、ずっと練習漬けになったまま、出席日数もギリギリで卒業しました」と語る。いわば最低限、母親に気を遣ったといえばいいのだろうか。
ちなみに父・喧一会長は幼少期からケンカに明け暮れた生活を送っていたことが古いファンの間でも知られているが、山本は「自分は全然、ケンカはしないですね。1回もしたことないくらい。殴り合いなんてしたことない」と話す。