テレビ朝日系土曜ナイトドラマ「もしも、イケメンだけの高校があったら」（毎週土曜、午後11時）の第8話が5日に放送された。同作は秋元康が手掛けるオリジナルコメディー作品で、細田佳央太がドラマ初主演を務める「イケメン」だらけの学園ドラマ。

　選抜イケメン大会に出場する代表メンバーが決まる期日が2週間後に迫り、イケセン候補者たちに一層気合が入る中、学園内で若林（藤原大祐）が階段から落ちる事件が発生。眼帯に車いすという痛々しい姿で現れた若林は、イケセン候補者たちの中の誰かから突き落とされたと訴え、海老名校長（秋山菜津子）は犯人が見つからない限り大会への出場は取りやめると言い出す。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　若林は龍馬（細田佳央太）に「話すとほっとする」と信頼を寄せているようだが、龍馬は「仲間を傷つける人がいるのは信じられない」と若林の主張に疑問を抱く。若林は「候補者の情報をいっぱい知っている。何人かに口止めされていて、恨まれている」と打ち明ける。

　そのころ、カンナ（遠藤さくら）が他校の男子と会う約束をしていると聞きつけた龍馬と柳（宮世琉弥）は、こっそりカンナの後をつけていた。すると、そこには柳を退学騒動に追いやった不良高校生3人が。その不良たちから「若林さんに秘密を握られて脅されていただけ」と謝罪された柳は、若林についてもう少し探ることにする。

　一方、体育館では若林に犯人を探すように脅された候補者たちがお互いを疑ってケンカに発展していた。その様子を見てほくそ笑む若林。そこに現れた柳は「犯人探しをする必要はない」とケンカを仲裁し、若林に「お前は自分で落ちたんだろう」と詰め寄る。カンナの友人・花（齊藤なぎさ）が若林の自作自演を目撃していたのだ。

　若林は「まさか見られていたとはね」と開き直り、「ここにいる顔面国宝たちが大嫌い」と吐き捨てる。龍馬は「若林くんだって国宝だ」とフォローするが、若林は整形する前の自らの写真を手に「僕は本当はイケメンじゃない」「これを見ても僕をイケメンと言えるのか」と龍馬に迫る。

　龍馬は「入学式で優しい若林くんが話しかけてくれたから、今高校生活がすごく楽しい」と語りかけ、「整形しているとかしていないとか関係ない。僕にとって君はスーパーイケメンだよ」と若林の性格に寄り添う言葉をかける。風間コーチ（速水もこみち）や候補者たちからも声をかけられた若林は「僕が間違っていた」と涙ながらに謝る。

　晴れて一件落着となった直後、柳はカンナを呼び出し「カンちゃんが好きだ」と告白。「ちゃんと言葉にしておきたかった」と言われたカンナは驚いた表情を浮かべるが、その様子を龍馬が目撃していた。

　第8話では若林の過去や一連の騒動との関連が明らかに。イケメンに憎悪を抱いている若林が柳に「黙れ！　このナチュラルボーンイケメンが！」と吐き捨てるシーンでは、視聴者から「これから使わせてもらうわ」「なんで咄嗟に出てくるんだよそんなパワーワードが」「今日のパワーワード」「語呂がよすぎる」と“ナチュラルボーンイケメン”にツッコミの嵐が。

　さらに、ラストでは龍馬が柳の告白に居合わせてしまったことが描かれ、次回予告では2人がカンナをめぐってなぜかボクシングをする様子も。「カンちゃんの奪い合い始まる？」「参戦したい」「俺もカンちゃんが好きだ！」「恋の行方気になる」と書き込みが相次いでいたように、3人の恋愛模様にも注目が集まりそうだ。