都内パレード参加ウクライナ人たちの切なる思い「大きな支援を」「プーチン、早く出ていけ」
ロシアによるウクライナ侵略を受け、ウクライナ支援パレードが5日、東京都内で行われた。数多くの参加者が、渋谷・表参道を練り歩き、武力行為の停止や平和を訴えた。
「日本政府はもっともっと行動を起こしてほしい」
ロシアによるウクライナ侵略を受け、ウクライナ支援パレードが5日、東京都内で行われた。数多くの参加者が、渋谷・表参道を練り歩き、武力行為の停止や平和を訴えた。
参加者は、「ウクライナに平和を」「ストップ・ザ・ウォー」などと声を上げながら歩いた。青と黄色のウクライナ国旗に加え、「STOP PUTIN」などと書かれたプラカードを持っていた。行進の中には、ベビーカーを押す女性や子どもたちの姿もあった。
パレードには多くのウクライナの人たちも参加。リヴィウ近郊出身という女性は「ウクライナは自分の国、自分の家族を守るために戦っています。ロシア軍、プーチン、早く出ていけ。早く平和が訪れてほしいです」と切なる思いを訴えた。また、ロシア軍による攻撃を受けた欧州最大級のザポリージャ原子力発電所については、「近くに親戚が住んでいるので、ニュースを聞いた時は心臓が止まるかと思いました。本当に危ない。もし爆発したら、ヨーロッパがダメになってしまう。(プーチン大統領が)何を考えているのか、本当に分からない」と話した。
ヴィーンヌィツャ生まれという男性は「日本の人々には大きな支援をしてほしいし、支えてほしい。日本政府はもっともっと行動を起こしてほしい。さらなるロシアへの制裁を加えること。今すぐにプーチンに戦争を止めさせるよう、世界が協力するべきです。ウクライナでは毎日、罪なき人々が死んでいるのです」と、日本政府へのさらなる対応を求めた。
また、リヴィウ出身という別の女性によると、原発への攻撃があってから、より多くの人たちが避難するようになったという。親や弟を現地に残す女性は「リヴィウでは1日に5回も6回もサイレンが鳴って、シェルターに隠れる生活を送っており、よく眠れないそうです。弟は戦う。私のお母さんは日本に避難できればいいと思っています」と悲痛な思いを明かした。