MAPPA、大阪市内に新スタジオ設立決定 CGIに特化、デジタルワークス全般を担当

アニメーションスタジオMAPPAは1日、CGI(Computer Generated Imagery)に特化した新スタジオを大阪市内に設立することを発表した。

MAPPAが新スタジオ設立を発表
MAPPAが新スタジオ設立を発表

日本の情報発信地としてイノベーションが生まれる可能性も視野

 アニメーションスタジオMAPPAは1日、CGI(Computer Generated Imagery)に特化した新スタジオを大阪市内に設立することを発表した。

 MAPPAのCGI部は3DCG・背景・仕上・撮影・編集・デザインの6部門で構成され、デジタルワークス全般を担当。作品ごとに監督と意見交換し、各部門のクリエーターと完成イメージを共有しながら内製できることが強み。裁量度が高く、得意な領域を伸ばしながら成長できる環境で、視聴者を作品世界へ引き込む映像作りを意識しているという。

 新拠点を大阪市に設立する背景として、近年の在宅ワークの浸透で業務に地理的な制約がなくなり、事業拡大と並行して拠点の分散にチャレンジする機会を獲得。関西在住のクリエーターや学生が地元を離れずに、アニメーション業界を志すきっかけになり得るとの考えもあるとのこと。また、2025年の万博も視野に、今後日本の情報発信地としてイノベーションが生まれる可能性も挙げている。

 設置場所は22年内に決定し、開設準備を進める方針。採用情報は公式サイトのリクルートページにて確認できる。

 MAPPAは11年6月、元・マッドハウスプロデューサーの丸山正雄が設立。16年4月、設立メンバーの一員である大塚学が社長に就任。創業以来、テレビアニメを中心に映画、ウェブアニメ等、ジャンルにとらわれないさまざまな映像作品の企画・制作を行っている。代表作は、「ユーリ!!! on ICE」、「ゾンビランドサガ」、「進撃の巨人 The Final Season」「劇場版 呪術廻戦 0」ほか。

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