正社員の平均初年度年収「452万円」 2022年1月の調査結果 採用難で未経験求人増加
総合転職情報サイト「マイナビ転職」が、同サイトに掲載された全国47都道府県の求人の「平均初年度年収」を未経験・経験者求人別に調査。「2022年1月度 正社員の平均初年度年収推移レポート」として発表した。
マイナビ転職が2022年1月度の正社員の平均初年度年収をレポートとして発表
総合転職情報サイト「マイナビ転職」が、同サイトに掲載された全国47都道府県の求人の「平均初年度年収」を未経験・経験者求人別に調査。「2022年1月度 正社員の平均初年度年収推移レポート」として発表した。
調査は該当月毎に、マイナビ転職に掲載開始された求人情報から、雇用形態が正社員以外の対象データを除き集計。また、厚生労働省「国民生活基礎調査 所得の分布状況」をもとに、所得金額上側1%を外れ値として設定している。マイナビ転職では、初年度年収は求人ごとに幅をもって記載されており、当レポートでは各求人に掲載されている初年度年収の下限と上限の中間の値を平均値として「初年度年収」を算出。未経験者と経験者の募集区分については、マイナビ転職内で設定されたコードに基づいて区分している。
1月の全国平均初年度年収は452.1万円で、前月454.6万円から0.6%(2.5万円)の減少、前年同月449.4万円から0.6%(2.7万円)増加した。1月の平均の未経験者求人割合は66.4%で、前月平均から2.3ポイント増加。採用難という事もあり、未経験割合が増加傾向にある。
月次で業種別平均初年度年収を見ると、「コンサルティング」が最も高く514.8万円、次いで「IT・通信・インターネット」が513.2万円、「金融・保険」が494.5万円。掲載求人の中で経験者求人の比率が最も多かった業種は「IT・通信・インターネット」で54.9%。未経験者の案件が最も多かったのが「サービス・レジャー」で83.5%だった。
月次で職種別平均初年度年収を見ると、「コンサルタント・金融・不動産専門職」が最も高く581.4万円、次いで「ITエンジニア」が542.8万円、「建築・土木」が500.3万円。掲載求人の中で経験者求人の比率が最も多かった職種は「ITエンジニア」で69.7%、次いで「WEB・インターネット・ゲーム」で60.2%、次いで「電気・電子・機械・半導体」で52.7%となった。