広瀬すず、新5000円札の顔・津田梅子に挑戦「演じていて気持ちよかった」
女優の広瀬すず、池田エライザ、佐久間由衣、内田有紀が16日、テレビ朝日系スペシャルドラマ「津田梅子~お札になった留学生~」(3月5日、午後9時放送)のオンライン記者会見に出席した。
明治時代の衣装も見どころ「お腹がグッとなりました」
女優の広瀬すず、池田エライザ、佐久間由衣、内田有紀が16日、テレビ朝日系スペシャルドラマ「津田梅子~お札になった留学生~」(3月5日、午後9時放送)のオンライン記者会見に出席した。
同作は明治時代に日本初の女子留学生として6歳でアメリカに渡り、現在の津田塾大学を創設した津田梅子(幼名・梅)の青春を描く大型スペシャルドラマ。津田梅子が2024年に新5000円札の顔となることから放送される。
主人公の梅を広瀬が演じ、梅の留学仲間でアメリカの大学を卒業した初の日本人女性・山川捨松を池田が、帰国後に音楽教師となり仕事と家庭を両立した永井繁を佐久間が演じる。内田は梅の母・津田初役。西洋の思想や文化を身につけた梅の苦悩を十分に理解してあげることができず、心を痛める役どころに挑む。
広瀬は梅について、「視線も言葉もすべてぶつける女性。日本人だけど中身はアメリカ人で、アメリカの環境が全部自分の中に染みついている行動や思考」と説明。「私は直観的に思うことや考えを言葉にできないタイプなので、あそこまでズバズバとぶつけられる性格はうらやましかったです。『正しい』と信念を持っている女性に憧れがあるので、演じていて気持ちよかったです」と語った。
梅の母を演じた内田は、「(夫から)叱りつけられたり、急に『鶏をさばいて汁にしろ』と言われるシーンがあるんですが、『なんで私がやるんだ』と現代女性の感覚(が出てきた)」と心境を告白。「今この現代、こうして(女性が)発言できていること、自分の思った自由な意見を言えるようになること、その礎を築いた方が、すずちゃん演じる梅。誰かが先駆者、第一人者になって道を切り開いてくれたから、今の私たちがこうしてのびのびと発言権を持てて、仕事での地位があるのかな」と語った。
明治時代の数々の衣装もドラマの見どころ。広瀬は「結構ウエストがぴったりで。お昼ご飯の時も、お腹が空いているのかウエストが当たってそう思うのか分からなくて。食べたら食べたでお昼後のワンシーンからお腹がグッとなりました」と明かし、タイトな衣装だったという。池田は「愛しい思い出」として、3人で開いた襖の隙間に座るシーンを回顧。「すごく狭くて、3人とも幅の広いドレスだったので、“おしくらまんじゅう”みたいにぎゅーっと狭くなってました。それはそれでかわいかったです」と振り返った。佐久間も「ビンテージで用意してくださった。当時の体の見せ方が美しくて。着ていて世界観に染まれる一部として、(役作りを)助けてもらいました」と語った。