今春に慶大卒の夢屋まさる、芸能界引退はブレーク中に決断「区切りとして達成感」
今年3月末、慶大卒業を機に芸能界引退するピン芸人の夢屋まさる(23)は、「パンケーキ食べたい」でブレーク中に一般企業への就職を決意していた。SNSを通しての発表は今年1月29日だったが、2019年10月には、「ここがピーク。芸人は辞めよう」と判断したという。引退まで残り約1か月。ENCOUNTのインタビューに応じた夢屋は「人気を維持することは大変」と言い、長く活躍する先輩芸人らへの敬意も示した。
単独インタビューで初告白「人気の維持は大変」
今年3月末、慶大卒業を機に芸能界引退するピン芸人の夢屋まさる(23)は、「パンケーキ食べたい」でブレーク中に一般企業への就職を決意していた。SNSを通しての発表は今年1月29日だったが、2019年10月には、「ここがピーク。芸人は辞めよう」と判断したという。引退まで残り約1か月。ENCOUNTのインタビューに応じた夢屋は「人気を維持することは大変」と言い、長く活躍する先輩芸人らへの敬意も示した。(取材・文=柳田通斉)
「引退」を決めた理由を聞くと、夢屋は率直に答えた。
「決めたのは2019年10月です。その年の『話題の人』に贈られる賞を受けることが決まって、自分によって世に出たキャラクターの『最高到達点に達した』と思いました。区切りとして達成感がありましたし、人気を維持するのは大変。この状態を越えることは難しいという思いもありました」
19年元日、夢屋は日本テレビ系「ぐるナイ おもしろ荘」に出演し、ネタ中に連呼した「パンケーキ食べたい」で、一躍売れっ子になった。ジェンダーレスなキャラクターとファッションも注目された。慶応高2年の16歳でデビューしてから4年目。慶大経済学部2年になっていた夢屋に怒涛の日々が始まった。
「実は高1からフリーのピン芸人をしていて、サンミュージックさんに入ったのは、フリーライブに1人で出たときに『うちのネタ見せに来ないか』と誘われたのがきっかけです。当時は『テレビに出られれば』と思っていましたが、そんなに甘くはなく、高い壁がありました。そして、(4年目に)『おもしろ荘』のオーディション(15年12月)に懸けてみようと思い、『パンケーキ食べたい』のネタをその3か月前から構成していきました。もし、オーディションに通らなかったら、その時点で『芸人を辞めなきゃ』という思いでした」