「ドライブ・マイ・カー」アカデミー作品賞など4部門ノミネート 日本映画で初の快挙

第94回アカデミー賞のノミネート作品が現地時間8日に発表され、日本映画「ドライブ・マイ・カー」が作品賞、国際長編映画賞(旧・外国語映画賞)、監督賞(濱口竜介監督)、脚色賞(濱口監督、大江崇允)にノミネートされた。作品賞は日本映画初、脚色賞も日本人で初となる。

映画「ドライブ・マイ・カー」の場面カット【写真:(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会】
映画「ドライブ・マイ・カー」の場面カット【写真:(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会】

国際長編映画賞、監督賞、脚色賞にもノミネート

 第94回アカデミー賞のノミネート作品が現地時間8日に発表され、日本映画「ドライブ・マイ・カー」が作品賞、国際長編映画賞(旧・外国語映画賞)、監督賞(濱口竜介監督)、脚色賞(濱口監督、大江崇允)にノミネートされた。作品賞は日本映画初、脚色賞も日本人で初となる。

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「ドライブ・マイ・カー」は、濱口監督が村上春樹の短編小説を、西島秀俊の主演で映画化した作品。昨年7月のカンヌ国際映画祭で日本人として史上初となる脚本賞(大江崇允と共同)など4冠を達成。昨年12月から全米各地でスタートした賞レースでは、ニューヨーク映画批評家協会賞(作品賞)、ボストン映画批評家協会賞(作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞)、シカゴ映画批評家協会賞(外国語作品賞)、ロサンゼルス映画批評家協会賞(作品賞、脚本賞)を受賞。今年に入っても、ゴールデングローブ賞では非英語映画賞、全米批評家協会賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞の4冠に輝いた。

 史上最多の投票数となった第94回アカデミー賞(会員9487人)では、国際長編映画賞での受賞はほぼ確実視されている。

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