テリー伊藤、石原慎太郎さんとの思い出 銀座の一流レストランで“一喝”のエピソード
タレントで演出家のテリー伊藤が2日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー」に出演し、1日に89歳で亡くなった石原慎太郎さんとの思い出を語った。
2日「垣花正 あなたとハッピー」に出演
タレントで演出家のテリー伊藤が2日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー」に出演し、1日に89歳で亡くなった石原慎太郎さんとの思い出を語った。
生前の石原さんと親交の深かったテリー。石原さんがホスト役のテレビ番組を石原さん本人の指名で長年にわたって担当し、プライベートでも何度も食事に行っていたという。番組パーソナリティーの垣花正から今の心境を聞かれたテリー伊藤は、「淋しいですね」と一言。「最近お会いできたのは1年半ぐらい前。『がんがしんどい』と言っていた。報道で、政界引退の際に死ぬまで憎まれていたいとあったが、それは冗談で『本当は愛されながら死にたいよなー』と話してくれた」と明かした。
テリーが石原さんを銀座の一流レストランに誘って食事をした際、店員が一品ずつ料理の説明をしてくれたが、3品目あたりで石原さんが「もういい! 能書きはいいから食べさせろ! 料理が美味しいかどうかは食べる人が決めることだ」と一喝したエピソードを紹介。「銀座の一流レストランでそれができることがすごいし、その意見はまさに腑に落ちた」と話し、「石原慎太郎さんは本質を見抜く力を持ったナイーブな人だった」としのんだ。
その他、印象的な思い出として、石原さんが都知事時代、2016年の五輪招致で東京が落選した帰りの飛行機で「政治家として初めて悔しくて泣いたんだ」と告白してくれたことを挙げた。「ロンドンは王室、エリザベス女王も招致活動に参加していただが、日本はそれができなかった」と敗因を分析していたとのこと。テリーは「東京五輪招致の際に高円宮妃殿下の活躍があったのは、この石原慎太郎さんの分析が参考になったはずだ」と話した。