俳優の西島秀俊が主演を務める日本テレビ系日曜ドラマ「真犯人フラグ」（午後10時30分）の第14話が30日に放送された。

　同作は運送会社「亀田運輸」に勤める相良凌介（西島）の家族が、こつ然と姿を消したことから始まる考察ミステリー。新居の着工が決まった凌介の前から、ある日突然、妻の真帆（宮沢りえ）と娘の光莉（原菜乃華）、息子の篤斗（小林優仁）が行方不明になる。必死で家族を探す凌介は、あるSNSの投稿をきっかけに“悲劇の夫”から“疑惑の夫”という「真犯人フラグ」を立てられてしまう。真帆と新居担当者の林洋一（深水元基）の密会写真が拡散されたことから、世間のバッシングは一転して凌介から真帆と林へ移ったものの、林は謎の死を遂げた。

　23日に放送された第13話で凌介が公衆電話からかかってきた電話に出ると、なんと相手は真帆だった。公衆電話近くにある凌介の新居建設地へ向かうと、そこには真帆が座っていた。

(以下、ドラマの内容に関する記載があります)

　真帆の姿は凌介の見間違いだった。しかし室内には真帆、篤斗、光莉の写真が貼られており、床には血液がまかれていた。また、凌介にフグの毒入りお茶を飲ませた亀田運輸の常連クレーマー・バタコ（香里奈）は指名手配され、少しずつ素性が明らかに。バタコには中村充（前野朋哉）との間に事故死した息子・圭樹がおり、圭樹は篤斗と同じサッカースクールに通っていた。さらに冷凍遺体の男児が圭樹であることも判明した。

　一方、光莉の恋人・橘一星（佐野勇斗）が社長を務めるベンチャー企業「プロキシマ」に謎の暗号メールが送られてくる。光莉の危機を察した一星は、電話口で社員に「お疲れ」と告げると、暗号が示す群馬県の廃墟に向かった。瀕死状態の光莉を発見した一星だが、その場にいた葬儀屋の本木陽香（生駒里奈）に襲われてしまう。凌介と親友の日野渉（迫田孝也）、河村俊夫（田中哲司）も駆けつけ光莉を保護できたものの、一星の行方はわからなくなってしまった。

　14話の予告で一星が「お疲れ」とつぶやく姿を怪しむ視聴者もいたため、SNS上では「一星疑ってごめん！めっちゃイケメンや！！」「一星は光莉の恋人確定。一安心！」とホッとする声が。

　しかし一星が行方不明になったことから、「一星と葬儀屋さんは共犯だろうなー」「一星と木本もなんか関係あり？」と考察が盛り上がっている。また上島竜兵演じる謎の便利屋・強羅誠が日野と面識があることがわかると、「日野と強羅が繋がってた……」「えっ、ちょっ日野、『強羅くん』って、は？」「えーー、強羅が日野と仲良いの……」と動揺する視聴者も多く見られた。